ＢＮＲ３２、ＢＣＮＲ３３、ＢＮＲ３４　と　電子制御トルク　スピリット４ＷＤシステム(ＡＴＴＥＳＡ　Ｅ－ＴＳ)

を制御するための作動油の交換をする必要があります。

油の性能も悪化しますし、エアもかむ場合があります。、途中で何かの修理等で配管類を外したときにも

オイルのエア抜きは必要となります。　そのままでちゃんとした性能が出せません。

まずはトランクルーム右側にあるオイルリザーブタンクを点検します。

画像の黄色い部分がエアが混入している部分となります。

純正の規定値は５ｍｍ以内となります。

今回のケースでは１０ｍｍ以上ありましたのでエア抜きをすることにします。

しかし、色々な事情から１度オイルリザーブタンクを洗浄することにします。

気をつけるのは、脱着作業は良いのですが、問題はホース関連がすでに製廃となっていますので

傷つけないように慎重にしなければなりません。最悪は純正品以外のホースで対応するしか

方法はありません。

洗浄液をいれながら汚れをとっていきます。

なんだか気持ちいい作業です。

冬なので手は最悪なほど冷たく痛いです・・・・・・

タンクの中身はこんな感じで上下の２室構造になっています。

洗浄してもオイルの黄ばみがなかなかとれません！！

なんとか頑張ってここまで透明感がでました。

やはり小さな小さなカスがありましたよ＾＾

綺麗になったら取り付けです。

エア抜きをするうえで強制的にﾎﾟﾝﾌﾟを回すことが必要なのでそれを行うソケットが

ＢＮＲ３２ではアクセルペダル脇のパネル内。

ＢＣＮＲ３３は運転席右よりのｱﾝﾀﾞｰﾊﾟﾈﾙ上側にあります。

トランク内のオイルリザーバータンクに専用オイルをセットします。

エアが入らないように注意しながら補充していきます。

タンクも外し、配管の中も洗浄したのでオイルがまったく入っていない状態になるときは

油圧ユニットからもエア抜きを行います。　ここは重要な部分です。

この３３ＧＴＲはＶスペでないので次のエア抜きポイントはトランスファ側になります。

ここでは各部からのオイル漏れを点検しておきましょう。

エア抜きが終われば最後は・・・

ブリーザータンク内です。　　ここでは、エア抜きカプラーのＯＮ/ＯＦＦを何回もしながら点検

していきます。そうすることで、画像下のようにエアがまったくないようになります。

少し空間らしきものがあるように見えますが、これは空間ではなく２室であるしきりの部分ですので

１００％エア抜きが完了しました。

これで完璧

やはりメンテナンスが１番ですよね＾＾