さてベンツ(W124)のワイパーｷﾞﾔの修理です

私の店に来て下さってる外車のオーナーで一番修理が多いのがベンツですね
高級車なんだからもう少し考えて作ったら良いのにと思います。

アウディやBMWのほうが修理率が少ないですね＾＾　ポルシェも意外に頑丈です。

まぁ！何かあったときのﾊﾟｰﾂがびっくりするぐらい高いですが・・・・！

さてさて外車は得意分野ではありませんが頑張って見たいと思います

さてトラブルことの多いベンツのシングルワイパーですが、日本車とは違い、複雑な動きを
するのでそれでかなって思いますネ。って言うか分解してみて思ったのですが・・・

またそれはのちほどに・・・・

さっそくワイパー本体をアッセンブリーで取り外す作業をします。

それなりの年式ですので慎重にしますが何分どこも頑固にこびりついています

モールが割れないように慎重に取り外します。

長年の汚れがこびりつきこれもある程度掃除機で吸い取ります。　傷つくことを防止するためです。

次にネジが現れたのでネジ穴の砂を取り払って外していきます。

フロントカウルを外していきます。これもベンツは3分割でした。

この状態で再び掃除しまーーーす

3分割のカウルは1つにして置いておきます。

ワイパー本体をモーターごと取り外して分解していきます。

ワイパーゴムにはマスキングテープを貼り付けていますのでご安心下さいませ＾＾

さて中身があらわれました。　

今回は破損しているギヤーを交換しますが部品は本人さんが用意してくれましたので

海外から取り寄せしたようです。

さっそく粉々になったギヤーを新品に交換しましょう。

けどひどい！！　こなごな！！　そしてグリスと兼ねあってベトベト！！

ギヤーを交換しながら思いましたが、プラスチック製ギヤーであの複雑な動きを行うのでどうしても

耐久性が心配に感じます。　ギヤーの１つを強化しても今度は大丈夫だったほうのギヤーが壊れる
のではないかと・・・・！

1本ワイパーをスムーズに動かすためにｱｰﾑのクリアランス等も心配なので点検しています。

グリスアップするだけでも動きは変わるものですしね＾＾

あとは取り付けて、ワイパーを動かして見てバランスを調整します。

やはり、動かして見ると余計にこの複雑な動きに違和感を感じます。

モーターも頑張ってアームを動かしているのがわかりますねぁ

まぁ、ギヤーを両方とも鉄製になればギヤノイズがでるのかな

耐久性を上げるにはそれのほうが手っ取り早い感じがしますがね

無事に完成しました