男の秘密基地

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HA36S 車高調整式ダンパー エキスパートバージョン

HA36S用オリジナルダンパー作って見た

アルトワークスのオーナーは以前も車種は違いますが、エキスパートオリジナルダンパーキットを

チョイスして頂いていましたが 今回も有りがたい事に依頼を頂いて作ることになりました

気合入るなぁ

出来上がった商品がこれです  色を悩みましたが、出来る限りどこのメーカーも使用していない色が

欲しかったので悩みました・・・・   そこで完全なるレースカーの画像から見つけた色がこのスカイブルー

だったんんです。  組めばほとんどダンパーの色なんて見えないので少し派手でもOKです。

どうですか

アルトワークスの場合はフロント部がストラットなのでアルミの耐久性よりも良いスチールボディになります。

リヤはアルミケースとなるのでスカイブルーアルマイト処理となります。

オーナーの思考に合わせて製作するフルオーダー品約3~4週間必要となります。

オーダー内容
〇 ワインディングで、きびきびと曲がるけど、跳ねない!
〇 ストリート仕様でいて少しハードに!
〇 サーキット走行はあまり考えなくて良い!  けどけど!・・・・見たいな。
〇 いずれ、ホイール、タイヤ と交換するのでグリップ力が上がった時に対応出来ること!
〇 乗り心地はあまり気にしない!けどけどけど・・・・ 。

なーーるほど! 

ハンドルを切った時の機敏さはサーキット、ストリートでは違うと考えることが大事。

機敏な動きと一言で例えることは難しい。 例えば

〇 ノーマルダンパーから社外品に交換下だけでも機敏な反応にはなる。
〇 ノーマルタイヤからグリップの良いタイヤに交換しただけでも機敏な反応になる。
〇 サスを硬くすれば機敏になる。
〇 アライメントを変更すると機敏になる。
〇 ハンドルを小径にするとある意味機敏になる。
〇 ブッシュを強化すると機敏になる。

などとたくさん考えれるポイントがあります。   今回はアルトワークスで考えなくてはいけません。

このマシーンで大切にしたい点は有効ストローク長です。

ストローク長を優先しすぎるとダンパーオイルの量が少なくなるのでなるべくオイル量は増やしたい。

そうなると車高が問題。どのぐらいに落としたところがベストかを基準に設計しなければなりません。

そしてバネレートの問題も加わってきます。  オーナーの意見を取り入れて考え出したバネレートは

フロントをHYPERCO6,3k / リヤSRT8k又は6K でした。

現時点、タイヤ、ホイールが純正なので少し不安感はありますが、そこは減衰力でカバー出来るでしょう。

アッパーマウントに関しては、純正を使用することにしました。 

駄目だ駄目だ!と言われてる部分でもありますが、ここをピロ化するメリットを考えて見ても

ストリートなら必要ないと考えました。 詳しくはここでは書きませんが、まずはここからスタート

で十分だと思います。

純正のベアリングを分解して、中のグリスをレース用にします。 足回りも熱をもつので高熱に

なった時に純正グリスでは役不足です。 熱に強いレース用にすることでベアリングの性能を

持続させます。

アッパーシートにベアリングを圧入してこの上に純正アッパーマウントを取り付けします。

クスコからピロアッパーマウントも出ています。

ストリートは純正で十分

アッパー側でキャンバーを付けたい場合も社外品で用意されています。

とりあえず、エキスパートオリジナルでは、ストラットケースのバルトの長穴加工で対応。

それがこの部分です。

ここで約1,5~1,6度のキャンバーが付きます。

これもストリートならベストです。これ以上付けると、タイヤ代が・・・・・・

また、そこまで太いタイヤが履けないのでブレーキ性能も考えるとこれぐらいで良しとしよう。

さてさて! どうでしょう  リフトアップしている状態でこの車高

まるでレースカーのようにショートストロークダンパー  なはは

リフトに上がっている状態ですら、ノーマル車高より低い  ってね シブい

完成しました

最低地上高もちゃんと確保しております。

エキスパートオリジナルダンパーの詳細

☆ 全長調整付きダンパー
☆ 20段調整 (前後)
☆ バネレートは自由(話し合い)

自分だけのこだわりのダンパーが欲しい方には最高かもよ

オーバーホール可能  車のチューニングが変わってもそれに伴い仕様変更も出来る。