男の秘密基地

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V36 スカイライン クラッチ交換 

オーナーの希望でまだ!クラッチは滑っていないのですが、走行距離や年式相応にて交換を希望!
素晴らしいですよね! クラッチは滑ってから持ってくるケースが多いのですが((´∀`))ケラケラ
ドライブしてたり遠出した時に不安になるしせっかく気持ちよくドライブしているのに気分を害したく
ないですよね(。>ω<。)ノ   ってな訳でまずはクラッチ交換からいってみよ^^
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ミッションを降ろすにはマフラーを脱着するのですがこのVQエンジンはフロントパイプが左右1本ずつあります。
触媒は脱着しなくてもミッションは下せますので良かったです^^
古くなるとボルトナットが固着して折れてしまうことがあるので慎重に行いますがそれでも折れることは
あります。 そうなった時は余分な仕事がプラスにはなりますので別途工賃が必要になってしまいます。
ご理解くださいませ!!  この車の場合は触媒後のナットが駄目になってしまっているので新品に
交換します。  ネジ山は問題ない範囲でしたので焼き付き防止グリスを塗って処理します。
さて! これがノーマルクラッチです。   これ!めっちゃ重いんですよねーーー!!
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よく問題視されている油圧シリンダーがこれです。
矢印のレリーズベアリングが前側に油圧で押されることでクラッチカバーを押します。
普通はレリーズフォークというものがテコの原理でレリーズベアリングを押します。
そしてレリーズシリンダーと言う油圧シリンダーはミッションの外側に取り付けられています。
利点はテコの原理を使うことでクラッチを踏む力がダイレクトよりも軽い力で操作できます。
そしてレリーズシリンダーが壊れた時にミッションを降ろさずに交換出来るので工賃が安くすみます。
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しかし、V36ではレリーズベアリングとレリーズシリンダーが一体式になっているので壊れるとミッションは
脱着しなければなりません!!  予算は高く付きます。  では利点はなんでしょう???
ダイレクト感ですかね? 乗っててわかりませんが((´∀`*))ヶラヶラ
パーツ点数の削減ですか??  わかりません・・・・●~*
正直! 利点は感じません! ただ面倒です。 また弱点とされているようですし((´∀`*))ヶラヶラ
社外品でこの弱点を回避するパーツは出ています。 高いですが・・・・
また! クラッチホークに改造する方法もあります。
どちらも利点があるのですが、強化クラッチにするならお考えになってもいいかもです。
今回はストリートのオーナー様なので強化クラッチの必要性はないとお話しましたし、
強化レリーズのお話もありましたが必要なしと判断しました。
使用するステージで判断するべきパーツだと思っています。
これがフライホイールなのですが!CKV37は特殊です。
下の画像の矢印部分をご覧ください。
2枚の画像を見比べるとボルト位置がずれたことが見て分かると思います!
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驚きーーーーーーですよね
これはどうやら半クラッチの時にゆっくりとジャダを起こさないようにスムーズに発進出来るようにだそうです。
さすが日産((´∀`*))ヶラヶラ いつも世界発が大好き^^   
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って僕が勝手な主観でモノ言いますと・・・・●~*
ただ!このダイレクトレリーズシリンダーにしたことで半クラッチの操作が難しくなったのではないのか・・・
レリーズホークの利点が使えないので老若男女問わずにクレームなしでクラッチ操作ができるように
しなければならなくなったのでは・・・・・💣        って・・・
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新品と使用していたものを比較しました。
矢印部で判断するのですが、新品の方が溝が深いでしょ^^   ここから溝が無くなったところが
タイヤと同じようにスリップサインって感じで考えてもらったらいいです。
なのでこの車はまだクラッチ残量があったことがわかりますよね^^
って言うてももう交換時期には差し掛かっていたことは確かです
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ミッションはハウジング内はクラッチ板のカスで真っ黒になるので綺麗にしていきます。
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新品のカバー&ディスクを交換します。
この車はクランク角度センサーがフライホイール側に付いています。 この機会に新品にしておくことが
ベストですよね^^  壊れたら大変な位置にあるので・・・・・
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もう一つはフロントケース側に付いているので交換がしやすいのでそのセンサーは今回は交換しません。
何でもかんでも交換って考えは他走行車には素晴らしいことですが予算が上がるばっかりで・・・・
あくまでももし壊れたときに工賃が高くなりそうな箇所でそして部品代が安いものは交換のお話は
するようにしています。  
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クラッチシリンダーも交換します。
ただ! めっちゃ交換しにくいしーーーーーーーー汗
狭いっちゅーーーに・・・
ER34(BNR34)以降のエンジンルームの作り方(考え方)が外車と同じようになってしまい・・・
作業性悪化です。  別に真似しなくても良いじゃん・・・  利点を感じないし・・・
日本車メインのメカニック達はみんな感じてるないのかな( ̄^ ̄)ゞ
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新品のクラッチシリンダーはまずは単体で取り付けするのではなく、まずクラッチオイルを入れてエア抜きを行います。
そのあとで取り付けすることでエア抜きに時間が掛かりにくくなりますよ^^(メカ〇ックの皆様へ)
って原理を知ってる方でないと単体でエア抜きは出来ませんがませんが・・・・
一生懸命にクラッチペダルを押しまくる手間が半減しますよ^^
本体を取り付けしますが狭い上に、シリンダー先側のクワガタ形状にクラッチペダルが入るように入れ込まないと
いけません! 室内側との往復作業です((´∀`))ケラケラ 1人なもんで・・・・手間がかかります
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ブリットのシートが入っているのでサイドが堅いし狭くてシートの角が脇に当たって痛いでやんすよ( ノД`)シクシク…
取り付けできたら、クラッチオイルタンクを取り付け、エア抜きを行って完成となります。
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完成^^
さて次はウォーターポンプの交換に・・・・
つづく