男の秘密基地
Blog今回、リヤ側それもL側からハンドル・・・・・・ってな時に、異音【ガガガァ】があると入庫!
実際に本人と乗りに行くとなるほど!確かに左後側から異音が素行状態にて発生。
リフトで上げて点検するも異常は感じれない・・・💦
でもこのZ32は前のオーナーからLSDが入れてあるとのことで年月は経過していることもあり
デフを1度降ろして点検することとなりました。
Z32には2シーターと2by2の設定がありNA車、ターボー車でもデフの大きさも違っています。
この車両は2シーターのターボ車なのでその場合でお答えすると・・・・
まず!コーナリング性能があまり得意ではありません。 これにLSDを入れるとリヤ側が出やすくなりすぎる
傾向がありオーバー傾向になります。ホイルベースが短いのでコントロールが難しくホンダ車で例えると
シビックが2BY2 でCRXが2シーターって感じでしょうか(^∇^)ノ
なので相当なコーナリング重視またはドリフトで無いかあぎり私はLSDは必要がないと判断します。
もしいれるのであればカーボンデフが良いと思います。
今回のZの場合はこれにスタビまで強化されているので非常に繊細なハンドリング操作が必要になるため
また、オーナーがストリート思考なのでノーマルに入れ替えることにしました。
実際に使用されていたデフは東名パワード製でしたが、今は製造されていない型になります。
現時点はNA用のみが設定されていますがターボ車に入れ込む場合はデフケースを交換する必要が
あります。 NA用だからといっても700馬力オーバーのZ32に使用しても問題なかったので
安心して使用することが可能ですよ^^
LSDをノーマルに交換するので東名製LSDの分解点検はコストもかかるのでせずにただの入替作業に
なります。 ただ! クリアランスはキッチリされていたので良いショップで入替されたことが分かりました。
ファイナルギヤを移し替える際にギヤ数をチェックしてファイナル比もチェックしておきます。
ギヤ比もナーマルでした。
純正ビスカスデフにファイナルギヤを付け替えて組付けして行きます。
Z32ターボ車だけがデフケースが専用設計だったはずなのでBNR32系よりも1ランク大きいデフになっていました。
バブリー時代ですね((´∀`)) またそんな時代に日本もなりたいものですね・・・
昭和後半から平成に作られて来た車が大好きでこれから先もオーナーの主治医で居たいと思っています。
ディーラーもこの世代の修理をされてきたメカニックも減って行き! 直せなくもなっています。
最近はそういった悩みを抱えているオーナー達がその世代の車の修理できる場所を探している現状が
ありますが直す方法は見つかると思っています。 お気軽に相談下さいね^^
さて!ノーマルに入れ替え出来たデフを載せますね^^
きっとノーマルデフの良さが分かってもらえると思います。
強化スタビが入っているのでこれで十分です^^
オイルの粘度も通常なクリアランスであれば90番手で十分です。
サーキット走行や最高速などステージが変わると140番でも・・・・・
あとはメーカーごとに添加剤やベースオイルの考え方が違うのでその方に似合ったオイルを
選んでいただけたらと考えています。
実際に組付けたあとはベアリングからの音を聞いて異音がないかクリアランスに問題がないかを
チェックしています。
数か所に装置を当てて音を確かめます。
問題はなさそうです^^
出来上がりました。
これで大丈夫かと
・・・・・・・
だと!
だと!!
しかーーーーーーーーーし・・・・
デフ自体は快適になってはいるが・・・・・・・
肝心の異音が直ってナーーーーーーーーーィ ってことが判明いたしました( ノД`)シクシク…
原因は他にあり つづく