男の秘密基地

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Z32 エンジンオーバーホール

名車のZ32 自分の愛車で合ったこの車はいつ見てもカッコイイしか言葉にでません。
今!高値なので購入断念していますが欲しい車であることは間違いないです。
なぜ!購入をやめているのかは簡単な理由で中古車市場の値段がやばいほど高値なこと!
実際に購入してもそこから数百万掛けて修理費用が必要だとわかっているからです。
新車以上にコストが必要になり尚且つパーツが製造廃止部品が多すぎて・・・
その車内500万以上使うことは今の自分にはできません・゚・(つД`)・゚・
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ですが!もし今、持っていたならキッチリメンテして大事に乗りたいですかね^^
今回のオーナーもZ32が大好きな方なので色々な店に行って相談したそうです^^
当初はマフラーからは白煙がでるので原因を究明したいと来ていただきました。
色々な相談を聞いたり話したりしてるうちにオーバーホールする決意に至りましたが
まずは点検してから始めると話しました。
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Z32はタービン点検もエンジンを脱着しないとわからないのでさっそく降ろして点検開始です。
まず!脱着した時点で感じたことは!
◇ 1回はエンジンを降ろした形跡がありました。
◇ カプラー類も折れたまま外れないように細工もありました。
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さて! 白煙の原因 又は ブースト圧の低下の原因がハッキリしてきましたΣ(゚д゚|||)
左のターボチャージャーの羽がボロボロになっていました。
こんなにボロボロに・・・・・  なぜ・・・・・(°_°)
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はー---い! 原因はこのボルト類です。
サクションパイプ内に混入しておりました。
真ん中のボルトはタービンの羽根を止めているボルトです。
おそらくボルトやワッシャが羽を攻撃した時に緩んで外れたものだと思います。
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サクションホース内にもブローバイオイルでねちょねちょにへばりついてるワッシャも発見しました。
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ほぼこれらがタービンを破壊したことで左側ターボチャージャーから白煙がマフラーからでていたものだろうと
思います。 そしてボルト類が混入すること自体もなにかここら辺を外したことがあるはずで、そこでサクションパイプの
中に落としてそのまま分からずにされてものなのでしょう。  正直!! 驚きですが・・・・
ボルト一つ無くなることがあってはいけないことですからね。
さて!気分を変えてバラしていきましょうか!
ひえー--- バンジョーボルトも錆び錆びで外すのも怖いやぁ
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正直、たくさんのZ32のエンジンを分解してきましたが、あまり状態は良い方ではありませんかね!
きっちり見て使えるパーツ、使えないパーツを見ていかなくてわぁ!
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しかし!メタル類の状態は思っていたよりは良い状態でした。
ただ!VGのメタルはクリアランスに寄っては製造廃止なのでそこが怖いですが!最悪は少しクリアランスが広く
なることになります。 対応方法は少し硬めのオイルを使用します。
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ピストンも純正オーバーサイズはまだ製造されていましたが、ピストンリングが製造廃止((((;゚Д゚)))))))
なんじゃそれ!!!  いみないやん!!  ピストン分ぐらい作って欲しいもんですが・・・ 
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しかし! 僕の大好きなピストンメーカーの在庫がラスト1でありましたのでそれをチョイスしたいと思います。
今回の仕様は純正オーバーホールなので過激な仕様ではありません。 それよりも各エンジンパーツを
新品に交換してマイナートラブルを防止することが重要な仕様となります。
納期未定な部品もありなかなかにそろいませんが仕方がないかなと・・・・
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コロンロット小端部のブッシュは新品に入れ替えます。新しい鍛造ピストンにてフルフロー方式になります。
数パーセントのフリクションロス低下でトルクがあがります。
500馬力以上を考える場合はH断面か I 断面コンロットが必要です。
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ヘッドもリフレッシュする仕様になるので、バルブは再使用し、バルブ当たり面をきっちり合わせます。
バルブガイドは検討中です。     ラッシュアジャスターは24個新品にします。
続きは来年へ^^    各部品洗浄が大変だぁΣ(ω |||)
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Z32最高^^ メンテナンス最低  でもZ32大好き  でもなにするも最悪   でも好き。。。。。。
なっはははっははははっはははははは