男の秘密基地

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GRB フューエルポンプ交換 & セッティング

新たにパワーを上げるため!燃圧の安定性は必衰です。
そこで全開使用していたSARD製295L から AEM製320L に交換します。
リヤシートを外し、左右にサービスホールがあるのでR側を外します。
電圧を安定さすために強化配線を引いていますがセッティング次第でやり方を変更するかもしれません・・・
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ポンプユニットを取り出します。  この中にポンプがセットされています。
コレクターの役目をしているので、ガソリンタンク内のガソリンの揺れに対してエアーがかまないようにしています。
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コレクター外側を外すとフューエルポンプが現れます。
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AEM制はひとまわり大きく縦の長さも少しありました。 
ポン付けで行けると思っていましたがそうはさせてくれませんでした💦
もし! このポンプを使用する方がいましたら、まったく取り付け出来ないため、コレクター内の
ポンプ固定箇所を内面加工してください。 削りすぎるとポンプがクラクラになるので慎重に削りこむ必要ありです。
そしてポンプ取り付け固定下側はステーを制作しないと駄目になります。
クリアランスがないので思っているより手間が必要かと思います。 
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無事に取り付けも終わり、各部点検しいよいよセッティングに入ります(^∇^)ノ
2016年にエンジンを組み直し、HKS GTⅡ7460タービンで413,8psのパワーを得ていましたが
本人の希望で、HKS3037Sタービンに変更することになりました。 
コンプレッサー容量で考えると 7460タービンは450ps、3037Sは480ps となりますが
エンジンに寄ってその特性を出せる出せないは別の話になります。
今回のEJ20型エンジンの場合はパワーが出にくいエンジンになります。
DSCN2203.jpg
具体的に思うことは、ピストンが大きすぎることでどうしても燃焼室の面積も大きくなります。
パワーを出すには良い爆発を行う必要があり、燃焼室が小さい方が有利になります。
めちゃくちゃなたとえで言うなら、100のエネルギーを100で排気できれば、パワーは100ですが、
100のエネルギーを90しか排気出来なかったらパワーは90なんですよね!!
そして、ショートストロークエンジンなのにサージタンク形状がトルク重視方向のロングマニ形状であること!
これも水平対向エンジンなので仕方がないことなのですが高回転でパワーが出ない原因の1つです。
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もしパワーだけを上げたいなら、サージタンク容量を大きくしてその分、インマニ長を短くします。
そうすれば高回転域はパワーが出やすくなります。  しかし、欠点は下のトルクが無くなることです。
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今回の仕様で出たパワーは470馬力で3037Sならもう少し出て欲しいのは気持ち的にありますが、
スポーツ触媒も付いているのでパワーの抵抗にはあるのでここいらが限界かと思います。
パワー測定は補正でなんとでもパワーが変わるので補正なしで計測するので立派なパワーだと思ってます。
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GRBのセッティングは中々にやっかいな部分があるので大変ですが無事に終わりましたv(o゚∀゚o)v