男の秘密基地

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NSX タイミングベルト交換&メンテナンスの巻 ①

NSXのタイミングベルトを交換するのでボディからエンジンを降ろす作業を行いますヾ(o´∀`o)ノ
NSXはミッドシップでラジエターは前にあり!そこからエンジンがある後ろへと水が通る配管があります。
そこから水(クーラント)を抜きます。  ラジエターからも抜きますが、一番低い位置がこのパイプになるので
ラジエターからは抜かなくても問題はありません。 ただしクーラント全量をしっかり交換する際は別です。
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続いて、エンジン側のドレンボルトを緩めて水を抜き取ります。 V型なので左右にドレンがあります。
クーラントはメンテナンスで交換している車なので綺麗です^^ 
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クーラント水で1つお伝えします。 現在!クーラントは交換しなくて良いと表されている車両や10万キロ無交換OK
など・・・  存在しています。 間違っていけないことは、錆びない!!というだけのこと。
冷却効率は悪化しています。    もっと言うと、クーラント水の冷却効率は入れた時からカウントダウンです。
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つまり、熱を持つ回数分!冷却効率は悪化していっています。でも添加剤のおかげで錆には強いようになっています。
錆びないなら良いじゃん!!!って方は僕のブログには初めから興味を持たないし!読まない事でしょう。
では!冷却効率が悪化して寿命を悪化さすものはなんでしょうか❓❓❓
答えは、ファン部品です。
・カップリングファンクラッチの寿命悪化
・電動ファンモーターの寿命悪化
・バッテリーの寿命悪化
・オルタネーターの寿命悪化
となります。    要は、水温が上がるので下げるために頑張らないといけない装置の寿命が悪くなるわけです。
そんなことを考えるとやはり、本来の水の力でエンジンを冷やすことを少しでも考えてあげることが大切だと思っています。
NSXはメンバーごと脱着させるのでブレーキラインやダンパーも切り離しため、また、ブレーキオイルの交換又はエア抜き
そして、メンバーを外しているのでアライメントも測定調整しないとだめなんですよね・・・・・(=゚ω゚)ノ
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ちなみに!画像は左側ですが、右側は同じこの場所からは外せませんでした!!
よって!キャリパー本体から緩めて外しています。 理由は、部品の固着です。無理に外すと壊れるので
場所を変更しました。 また、直したい場合はご相談下さいね^^
メインハーネスは室内から抜き取りますが! 年式相応・・・線も硬くなってますΣ( ̄。 ̄ノ)ノ 慎重に抜かないと
断線させると後が大変だ・・・・!!
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ゆっくりとエンジンを降ろしていきます。  なんかタイミングベルトごときに大変な車だよなぁ・・・
あ! 俺の愛車も一緒だったぁ(。>ω<。)ノ
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降ろしたときに交換していた方が良いパーツはこのタイミングでしておくことが大切ですね(^-^)/
かといってありすぎるので最低限での範囲内の話ですがね^^
ただし!タペット調整は必要なので行います。
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フロントカバー類を取り外しました。
このエンジンはバンク角が90度で、理論値で言えばV6エンジンを等間隔点火にするためには120度バンクが理想だけど!
市販車のエンジンルームでは120度は幅を取りすぎるため!!ホンダは色々と構想を練って60度、120度、90度の中
からエンジンの幅と高さを勘案して最終的に90度にしたんだよね^^
クランクの形状は、耐久性、性能を重視するためには凄く重要なんだよね^^
空気を入れ込むポート形状もなるべく垂直に入れることが理想でもあるからね^^
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10万キロ過ぎての交換依頼で、実際にベルトがどうだったのか?
答えは、伸びている!! 画像でもわかると思いますが、ギヤー1コマまで行かないぐらいでずれていることが分かります。
性能面で言えば、パワーの悪化! アイドリングの安定度などが分かかも知れませんね。
もし、1コマぐらい伸びていれば走行上で分かる範囲ですが、この状態でも、タイミングテンショナーはほぼ効いていない
状態でした。 高回転域ではベルトとタイミングテンションプーリーは空回りするほどでした。
これでもわかるように、このエンジンでは10万キロが限界だと言うことが分かります。
ちなみに私のNSXは8万キロで交換しています。 やはり90度バンクのV型はベルトが長いので伸びやすい
と言うことですね。
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なにやら黒いで溶けているものがあります○o。(○゚ω゚)ノャァヽ(゚ω゚○)。o○
これは定番の部品ですな(^∇^)ノ
シリンダー判別センサーです!! これはタイミングベルトを交換する際はセットで考えます(^∇^)ノ
でも!注文はとっくにしているのにまだ入荷しないやぁ・・・・・!!!
段取りが狂うばかり・・・・
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ウォーターポンプもついでに交換します。
これも画像を見ると、薄っすらとクーラントが固まっている部分がわかります。
これは交換のサインに考えると良いと思います。ここからもっと流れ出すとオーバーヒートの原因にもなります。
これは交換のサインと思ってくださいね!!
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では続きはまた・・・・