男の秘密基地

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RB26エンジンオーバーホール

今回のRB26オーバーホールはチューニングベースではなくあくまでもトラブルを気にしせず長く乗りたいオーナーの
意思の元に行います(^-^)/ 要はライトチューニングまでが基本になります。
初期型のエンジンベースなので、クランクが中期以降とは違っています。チューニングべースだと
初期型クランクはオイルポンプのキーの係が浅いことでオイルポンプが破壊されるとされていました。
そこで中期以降のクランクが対策ものとなっているので当たり前のように交換していたものです。
しかし、専用のドライブカラーの制度が良くなっているので今回は前期のままで使用し、コストを考えて
カラーを入れて対応します。 もちろん馬力を上げても大丈夫です(^∇^)ノ
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次にピストンは純正品で良いといわれていたのですが、なんと!!
純正品が高くて・・・・((((;゚Д゚)))))))
HKS製鍛造ピストンキットの方が安かったのでこちらをチョイスしました。
シリンダーに傷がはいっていたので86φピストンは無理だったので87φをチョイス。
ノーマルで良かったはずが、RB26改 2,7L仕様になっちゃいました((^∀^*))
そして純正品より安いときたもんだ!!!
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ヘッドガスケットはメタル製しておくことが安全なのでこれは長い間乗れるようにメタルにチェンジです。
そしてノーマルでもブローバイガスが多いエンジンなので、オイル通路にオリフィスを入れることにします。
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東名パワード製 メタルガスケットキットの中にはオリフィスも付属されているので、こちらをチョイスです。
入れるために純正オリフィスを奥に落とし込みます。
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入れ込み作業終了(^∇^)  ブロック上面に傷をつけないように慎重にしなければ駄目です!!
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メタル類は純正をチョイスしましたが、クリアランスはしっかり測定し最適化しました。
ピストンもそうなのですが、ストリート使用とサーキット使用とでは、メタルクリアランスやピストンクリアランスは変えています。
各メーカーのピストンごとに微妙に膨張具合が異なります。経験から判断することが一番ではないかな!っと思っています。
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東名パワード製 ヘッドガスケットを取り付るのですが、 メタルタイプを取り付けする場合は、ヘッド面とブロック面の
ひずみがほぼ0になることが必要です。 純正ひずみ規定値ギリギリであれば駄目と判断します。
メタルだから強いではなく、メタルだから面で取らせるので同じ圧で押えることが重要なんですよね^^
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オイルポンプは純正品を使用します。 
純正品でも耐久性は十分にあります。 大容量強化オイルポンプが絶対に良いわけではありません。
デメリットもあるので、仕様に合った使い方が重要です。
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RB26の利点はやはり4WDであること! 急加速時にしっかりと路面にパワーを加えることが出来るGTRは
オイルの偏りが発生します。 もちろん横Gでも偏るのですが!!  オイルが偏ることでオイルポンプから吸い上げる
はずのオイルが吸い上げれない時間が出来ます。 この時間にメタルにダメージが加わることになり
その蓄積がメタルトラブルとなりエンジンが終了します。
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そんなトラブルを防止するには、どんな状態の場合でもオイルをしっかり吸い上げれる環境を作ってあげることに
なります。   それを可能とするアイテムがバッフルプレートです。 
今回はストリート仕様ですが、これだけは付けておくことをお勧めしました。
そして東名パワード製品は安いのでこれは行っとかないと駄目っしょ^^^^
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この続きは 近いうちにUPしたいと思います。