男の秘密基地

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GDB まさかの修理編  クラッチ関連トラブル の巻

新しく組んだクラッチで快適に慣らし走行をしていた頂いたのだが、ある日突然!半クラッチでつないでるのに
もかかわらず、急激にクラッチがつながるのだと!! 連絡があった。  え! マジ! なんで!
乗り方(回転数)で症状が出る時と出ない時があると。 クラッチトラブルの中でもあまり異例な意見だったので
一度点検に入れてもらいさっそく自分でも走行して見ることにした。するとオーナーの意見よりも危険を感じた!
確かに半クラッチで回転数やアクセルの入れ方では普通にも走行出来る。しかし、あるつなぎ方をすると症状は
でやすい。 それも半クラッチから一気に後ろからおかまされたかのようにつながる。 めっちゃ怖いしーーー!!
って叫んでしまいそうだぁ。
一般的に考えるトラブルであるレリーズシリンダーやマスターシリンダーを点検したが問題ない。
やはり、中身でしかないなぁ・・・・・(T_T) さっそくミッションを脱着することにした。
DSCN0229.jpg
クラッチ構成部分は全て点検し大丈夫でした。念には念と言うことでメーカーにも送って点検してもらいました。
そしてメーカーからのアドバイスがありました。 このクラッチは社外品のツインプレートなので純正とはまったく異なった
形状となっています。 まず、フライホイールにケーシング枠が取り付けられています。この中にクラッチディスク、クラッチ
プレートが組み込まれます。 そしてこのケーシング枠にはクラッチプレートは干渉しないのですが、少し干渉したような
跡があるといわれました。 この場所にディスクが当たるとしたら考えられるのはセンターハブがセンターからズレてい
ることが考えれます。 クラッチ本体が問題ないとすると残るはパイロットベアリング。  ってことで点検。
ats-clutch-parts-01.jpg
黄色い矢印部がセンターハブでこの場所が動くと真円でディスクが回っていないことになり、オレンジ矢印部に
干渉することとなるのです。 まぁ、そこが少し干渉することであのような急激にクラッチがつながるのかはまだ!
分かりませんが・・・・・   しかし、そこしか異常が見当たらないので。
DSCN2991.jpg
メーカー指定のベアリングで組むようになっていたので、車検証見て部品を注文しましたが・・・
次にメーカーが書いている純正品番で注文して見ました。   すると内径が少し違っていました。
え!!!   ここで、メンドラの径を測って置くとよかったのですが、ベアリングを信じたのが間違いだった。。。
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部品商は箱と中身が違うことは分からないのでどうにもならない。もう後の祭りだ・・・・
たぶん、違うベアリングが入っていたのだと思いますが・・・・
(下の画像は参考) 
DSCN5629.jpg
新たなパイロットベアリングを圧入していれます。  こんな小さな部品ひとつでミッションを降ろす破目になるとわぁ・・
悲しすぎる・・・・・   
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取り付け完了。 さて、ミッションを入れ込むぞ~(^-^)/
この年齢にもなると重作業が苦痛になってくるよなぁ・・  
DSCN0241.jpg
そうそう、車速センサーのカプラーが前から半分割れていましたが、等々破損しました。 ターボチャージャーの横側に設置
されているので無理も無いでしょう。また、社外フロントパイプに交換しているので遮熱板が少ないのも原因かな。
とりあえず、応急処置しました。 当面は大丈夫でしょう。  カプラーだけでも設定があればいいのですがね・・・
DSCN0246.jpg
さて、もうひとつ見つけた問題は次に・・・