男の秘密基地
Blog仕事面に措いては神経質なので、いつもエンジンを組み立て始めてキーをひねる時は、ドキドキ!します。
EJ20改 26エンジンは無事に魂がやどりました。 次に考えることは、1度魂がやどったエンジンは、成長します。
これからエンジンの慣らしをしてもらうのですが、全ての部品が温もる、冷える。の繰り返しをすることで部品一つ一つの
クリアランス(膨張具合)が定着してきます。クリアランスが安定する方向に向かうまでには最低でも1000k以上は
必要。 そしてそれに伴ってエンジンはガソリンを欲しがるようになります。 要は組み始めの新しいエンジンから慣らしが
終わるまでにはガソリンの欲しがる量が変化するってことなんです。そこで私は慣らし用のセッティングを取ります。
前回まではHKS製 V-PROで制御し、可変バルタイをトラスト製 Vマネージでコントロールしていましたが、
今回からノーマルCPUの中身ごと交換する LINK に交換します。 まずはノーマル基盤を取り外して・・・
続いて LINKの基盤に入れ替えます。 可変バルタイもLINKで制御するので V-PROとVマネの機能を1つにまとまり
また、 燃料ポンプの制御もLINKで行います。
アイドリングが安定するようにマップを作っていきます。 LINKで制御することでエンジンチェックランプも
消すことが出来ます。 前回まではV-PROなので消すことが出来なかったのでこれも利点です。
空燃比補正マップを製作しながら、エンジンが欲しがる量を理想空燃比にあるようにマップを変更します。
そうすることで、快適な慣らしが可能となる上、ブローバイガスやカーボンが付着させないようになりますから
今後の耐久性にも影響する訳です。
レースカーなどはベンチ等などでエンジンのあたりを付けたりします。 レース日に間に合わない場合に慣らしが
出来ないので、いきなりぶん回すセッティングを行う場合もありますが耐久性はどうなんでしょうかね・・・
数回のレースでパワーは下がって来るでしょう。スポンサーなどが付いていない場合はオススメできないですよね。
続いてブローバイ対策を少し考えて製作してみました。 EJ系はブローバイガスの対策が難しいことで有名ですよね!
構造上に問題があると思いますが・・・・ ブローバイガス成分のオイルとガスを分けてガスのみをサクションパイプに
戻したいところですが、このエンジンはそれが苦手な構造なんですよね!要はガスと一緒にオイルまでも排出してします
ので、オイル残量が減ってしまうんですよね! オイル量が減るとエア噛みによるメタルトラブルが問題になります。
1つの対策としてバッフルステフナーの取り付けでオイルキャビテーションの発生を防ぎ安定したオイル供給を行います。
しかし、オイルの量が減るのは防げていません! エンジンが正圧になるとブロック側からとヘッド側から内圧が抜け
上がってきます。 EJ系はブロック本体からもガスを逃がすパイプが出ています。1つはサクションに戻り、1つはワンウェイ
を通ってインマニに入ります。 ここからも対策して見ようかな・・・ここの内圧が正圧の時にスムーズに抜ければガスの
発生量は少しはましかなぁ・・・・ しかし、内圧は抜きすぎるとトルクが無くなるし・・・・ んーーーー! 難しい。
ガスと一緒に出てきてしまうオイルをもう一度オイルパンに戻せれば良いと思いますので考えたいと思います。
ブローバイ用にサブタンクを製作してそれをもともと付いていたPROBAオイルセパレーターと併用しつつ、
オイルキャッチタンクを取り付けしてみようと思う。
○ ヘッドからのブローバイガスはオイルセパレーターに入り、抜け切れないガスやオイルをブローバイサブタンクに
入れて、オイルとガスをまた分けます。 オイルはセパレータータンク下側から出て行ってエンジンブロックに戻る
ようにします。そして、ガスのみをキャッチタンクに戻すようにします。
オイルセパレーターのサクションリターンへ戻るパイプをまだ!サクションに戻さずにブローバイサブタンクに入れる。
そしてブローバイサブタンクからこのオイルキャッチタンクに入れる。 このあとレースだけならリターンを大気開放するのですが、
ストリートではサクションパイプに戻します。
よし!あとはこれでどこまでカバー出来るかだね^^
EJ20改 EJ26 GTX3076Rタービン仕様の出来上がり∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…
エンジン慣らし頑張ってくださーーーーいヾ(o´∀`o)ノ