男の秘密基地
Blogさて!エンジンの慣らしを経て、いよいよセッティングです
毎度、一番の緊張で身体はクタクタになる日です。 お客さんはこの日のために、この後の楽しみのために、
たくさんの予算を賭けていただいていますのでその思いの重さは大変なものです。
もちろん、チューニングですから部品の保障もありません。セッティング中になにかトラブっても保障はないです。
だからといってそんな気分で望んでいる訳がなく1秒1秒が真剣な1日です。
燃料セッティングをする訳ですが、エンジンの中身の心配だけではありません。
他に心配を常にしているのは!!
・タイヤのバースト!空気圧!
・車体を固定するためのロープ類!
・駆動系の破壊トラブル(ドライブシャフト、プロペラシャフト、ミッション、デフ)
・バッテリー電圧、オルタネーター電圧、CPU電圧、配線等の電圧
・ラジエター、電動ファン ・・・
っと、たくさん考えながら行っています。 また、点火時期を見るためにシャシーで動いてる車の前に立ち
全開走行の点火時期を点検しながらCPU側とのズレを補正! またこれが、顔が熱くて焼けるんですよね!
今回の33Rでは、F-conV から LINK に変更しセッティングとなります。
プラグインタイプなのでメインCPUの中身を取り外して基盤をLINKに変更するので
変換ハーネスを使用しなくてすむので配線トラブルが劇的に減ります。
また、オプション端子から色んなことが可能になるので(そんな場合は配線処理加工が必要)便利です。
画像の上側のハーネスは純正メインハーネスですが、オプションを利用する場合は画像上側から2つの
端子からハーネスを出してきます。
今回は、オプション端子を有効に活かすチューニングをします。
・ HKS製 Vカムを制御さす。
・ フューエルポンプも2つセットしているのでこれもLINKでハイ/ロー制御。
・ 電動ファンも温度変更制御
シャーシダイナモも色んな種類がありますが、セッティングの際にお借りしているダイナジェットは
超辛口な装置です。 しかし、ローラーの負荷など走行状態に近くまた、4輪で回せるので助かります。
この車には燃圧計がないのでサブで取り付けします。ブースト計も少し古かったので別で取り付けし
圧力を見ます。 テスター等でいろんな場所を測定出来るように随時使用します。
空ぶかしから丁寧にマップを揃えていきます。
エンジン音 と マフラー音 から なにが必要かを読んでいきます。それが点火時期なのか?
燃料なのか? オーバーラップなのか? ・・・・・
自分の息も止めるがごとく、車の音を感じ取ります。
少しずつブースト圧を上げて行き、レスポンスをチェック! ウエストゲートの調整ネジを締めていき
機械的なブースト圧のレスポンスを決めます。
ある程度きまればあとは、ブーストコントローラーで調整&補正を行いまーす。
パーシャル時のセッティングが重要なので細かくとっていきます。
バルタイの変更も重要な要素です。 エンジンを組んだ時にしっかりと数値化しておくことで
セッティングの時にどれぐらいのバルタイになったかのデーターがとれます。
無事にセッティングも完了しそうです^^ ふーーーーーーー!!
セッティング完了
パワーは724,9馬力 といなりました。
RB26改 2,7L Vカム 、 T88 33D 仕様でならパワーは出た出た
辛口シャーシなので685馬力付近が出れば大成功と思ってたのである意味ビックリ
疲れました。 おやすみなさーーーーい