男の秘密基地

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ER34 腰下のみオーバーホール依頼

エンジンが降りましたので点検しながら外していきまーーーす

それにしてもまだ、朝の9時だぞ~

クランクプーリーを脱着するためのネジ穴がかじってしまっていたので、タップ修正中~

これで、丁寧にプーリーが脱着できます。  無理やりにバールや、プーラーなどですると

プーリーが変形または割れることがあるからなぁ・・・

わーーーーーーーーを

いきなり出たぞーーーーーーーーーーーーー

油圧リリーフ弁がぶち壊れているぞ・・・・    こんなこと今までないし・・・・・

これはしっかり点検しないと!    なぜこうなったかを・・・・・

このビー玉はこちらから押すと中にバネがあってリリーフするようになっってます。

破壊され出てきたビー玉はトラストオイルクーラーアタッチメントにありました。

そういえば、オーナーが油圧が少し低い話をしていたなぁ・・・

これでは、リリーフしっぱなしなので油圧は低下すると考えられる。

そして、油圧が落ちるとさまざまな箇所に弊害が起こる。

たとえば、この車で考えるなら、可変バルブの不作動(バルタイが常に狂う方向になる又はレギュレターが

壊れる。

メタル類の焼きつき等・・・ シリンダーのかじりなど

ヘッドは今回オーバーホールはしないとのことなので目をつぶりますが、かなりの汚れがあることが

わかります。 オイル交換サイクルが微妙!かも。それかブローバイガス量が多いか?

確か?エンジン自体は3年ほど前に組んだと行っていたような???!

それならどんなOHだったのだろうか? 

3年でここまで汚れるだろうか?

まぁ、本人に事実を伝えることも義務でもあるし、失礼ながら書かせてもらっています。

インマニも外すことなく行うつもりでしたが、トラストサージタンク装着されているために、

ヘッド外側のボルトが外せないため取り外すことになりました。(少し工賃とインマニガスケットが必要となる)

この1本のボルトのためだけにサージタンクを外しました

あとは、順調に進んで行っております。

ヘッドボルト、クランクキャップボルトは新品にしましょう。 もう伸びてる感あります。

今!付いているものは純正品でした。 

タイミングベルトも純正でした。少し伸びていましたよ^^ 問題ない範囲ですが。

タイミングベルト付近のパーツはすべて交換しましょう。

タイミングプーリーのバネのかけ方が間違っていましたよ・・・ まぁ、緩まなかったら問題ないですがね!

スラストメタルは地肌が見えてきていました。 オイル管理重要ですな^^

クラッチが強化なので、どーんと繋ぐとこのメタルに衝撃が入ります。

クラッチ選択も重要になります。

カーボンクラッチが入っていたので問題ないと思いますが、その前のクラッチが少し原因しているかも

しれませんね! 

メタルの当たり方もこの車的に考えるとこんなもんかなぁ♪

今回はニスモメタルでしっかりクリアランスを調整しましょう。

ピストンも大丈夫だと思います。

まだ、カーボンを落としてないのでちゃんと見れてまた、報告しますね。

東名パワード製のピストンとコンロットが入っていました。

4番気筒のコンロットの画像部分が変形していました。1っ箇所のみ

ダウエルピンの変形となります。 この部分だけ部品が出るか聞かないと・・・

ヘッドガスケットですが、RB25とRB26では、ここの部分の形状が異なります。

ヘッドがRB25ですからRB25用で対応しますが、RB26ブロックとドッキングすると

水の穴が結構ギリギリなんですね^^   まぁこれで漏れてきてないから大丈夫なんだなぁ^^

とりあえず、持ってきた中古ブロックとピストンコンロット類はボーリング&ホーニングのため

内燃機関工場に送ります。

さて、もう少し頑張ってと・・・

オーナーと話し合う部分が出てきましたのでどう直すか確認しないと

ブロックを送れば、再び2JZチューニング開始だぁーーーー