男の秘密基地

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エボⅢ マニ割れ修理の巻き

昨日は先にBCNR33のミッションを積む予定だったのに、部品商が部品を間違ったものを

持ってきたせいで作業の段取りが狂った

だからといって速く部品を手配してもらわないとGWに入ってしまう。そうなれば最悪・・・

なんとか手配が付いたと言うことで入荷待ち

ってな訳で先にマニ割れ修理を行うことにした。

車種はエボⅢだ。  エンジンが横置きなのでどうしてもマニ割れが縦置きタイプより多き。

実際にこのオーナーも何本かマニを買い直していたが、最終的に2mm厚から3mmに

変更し、マニの重量が増えても割れるよりマシだよな!ってことで製作した結果、今までで1番長持ちした

マニだった。  そして数年間使って、タービンをKKK製からHKS製に変更するためにフランジを加工溶接

し、ふたたび使用していたのだが・・・・

ウエストゲートに行くほうのパイプからクラック(割れ)が入ってしまった。

だがオーナーいわく、ウエストゲート大気解放パイプがボディ下に位置しているのだが、そのパイプを

ヒットさせ、パイプが曲がってために強い衝撃がかかったことでマニが割れたかもしれないとのこと。

もし、そうであれば、やはりこのマニは強かったことになるよなぁ^^

実際に約1周ほど割れがありました。

直し方は、割れているパイプの上側にもう一枚鉄板があるが、この下側も割れていると思うので

1度補強版をグラインダーで削り落とし、パイプ本体を1周ぐるりと溶接し直します。

そして、再び補強版をその上に溶接して、今回はその上にターボバンテージを巻きます。

マニを外したときにスタットボルトの伸びが感じられたところを修正します。

高熱を浴びてるので1つのボルト、ナットも駄目になっている可能性があるから気をつけないと。

この状態で緩んでるボルトがないか・・・

割れてるものがないか・・・・

破けてる!避けかけてるものはないか・・・・

はい 溶接 & バンテージ巻き 完了し、タービンとドッキング。

取り付けして各部のクリアランスを点検中・・・・

なにせ、狭いエンジンルームにドデカイ タービン仕様だからね・・・・

マニ割れから出た排気ガスがラジエターに飛んでいた!

取れる範囲で綺麗に洗浄だぁ^^

ラジエターを取り付けてと・・・・!

そうそう!このエボは大きいタービンを取り付けているので、ラジエターファンが当たって

付かない!  ってことでラジエター本体を左にオフセットさせている。

画像でもわかるように、ラジエター取り付けブラケット(下側)が2本あるのがわかる。

ゴムラバーに入り込んで位置を決めているのだが、この車は本来のブラケットは使用していない。

あとで継ぎ足したブラケットに刺さっている。

ウエストゲートパイプの長さは、へちゃがった部分をカットし3分の2の長さになりましたが、
問題ないのでOK。

そして、 インタークーラーホースも少し穴が開いていたので交換しました。

エンジンをかけたときに、少しベルト鳴きをしていたので少し張ることにしました。

しかし、プーリー関連がジュラルミンやアルミ製の場合では、ベルトも伸びますが、

プーリー側も減るので、いわば音鳴きはいたちごっ子! 

エンジンをかけて点検中、前周りから少し金属の干渉音が・・・

よくよく見て見ると、インタークーラーサイドタンクにボルトが当たっていました。

作った当時は当たるように作っていませんので、当たる原因として、

この車は、マウント関連がほぼリジット化であること。

今回も点検していて思ったのは、ボルトが緩んでいる場所があったこと。

リジット化すると、色んな場所に振動が伝わりボルトナットを緩めたり、ボディなどを歪ませたり

します。今回も、インタークーラーが当たっていたのも振動が原因でしょう。

つづいて、少しガソリン臭いと言うことで点検しましたが、漏れ、にじみもないので

もしかすると、ブローバイのガスの臭いかと考えられます。

ブローバイから出たガスが白色のホースから出ます。

長さはエンジンルームの下までだったのでそこから室内に臭いが入ってきたのかもしれない。

ってな訳で、延長しまーーーーーす。

キャッチタンクから引き直すと高く付くので、使える部分は使用して、そこから新たに足すことに

しました。 色の違うホースをつけることで、つなぎ目がわかるのでそこから切り離すことで作業性が

あがります。 エンジンルーム内ではわからないので変になりません。

狭いエンジンルームなので、ジョイントがわかるようにして見ました。

あとは、KEMITECクーラント PG55RC を入れてエア抜きだぁ

エボⅢはカッコイイなぁ

さりげなくフェンダーが少し出てスタイルが良くなってるからしぶいね^^