男の秘密基地
Blogオーバーホールってどこまでを行っているのだろうって不安はないですか・・
正直、ショップ(店)によってまったく違います。そして値段で違ってきますし、値段以上に行ってくれる
ショップに当たればそれが一番ですよね
私の場合ではオーバーホールすると言うことは10年先までを考えます。
例えば、その車が平成9年式だったとしましょうか!すると現在平成30年ってことは21年前の部品が
付いていることになります。下の画像は水のラインパイプですが、○で囲んだ部分に錆と凹みがありました。
するとこのまま交換しなかった場合、21年+今から10年 = 31年間このパイプがこれ以上劣化しない
のか? 錆が進んで水漏れを起こさないのか? っと考えます。
通常は交換しない部品ですが、ひとつのパーツをしっかり見て使用する判断を考えることが大事
だと考えます。
このパーツも前期、後期とでは形状が違います。
さて、このスタットボルトも通常は交換しません。
ですが、このスタットボルトにはタイミングベルトテンションプーリーが付きます。
タイミングベルトには凄い力が加わっていますので、このロングスタットボルトが折れることが
あるんです。 折れるとエンジンブローする可能性は凄く高くなります
新品スタットボルトにロックトイトを塗って取り付けします。
ウォーターポンプも新品(N1用)にするとカップリングファン用のスタットボルトが付いてきますから
これはもちろん取り付けしまーーーす。
オイルブロックもしっかり洗浄して取り付けします。
この場所もそのまま分解せずに取り付けすることがあるようですから
しっかり洗浄してほしいところです。
今回、オイルブロックを外したときのボルトなのですが、1本だけ長さが異なっていました。
この場所のボルト3本は同じ長さのはず・・・・
実は、外すときに1本が締まってはいましたがそれはただブロックのねじ山の奥に当たっていただけ
でパーツ本体はしまっていない状態でした。
このボルトは適正ボルトに交換したいと思います。
続いて、水冷オイルクーラーですが、この丸い物体がそうです
この丸い物体の中に二つの穴があいています。この中の汚れを取るには意外に時間がかかります。
洗っても洗っても濁ったオイルが出てきます。これが綺麗になるまで洗浄を繰り返します。
全てを洗浄できたら取り付けしまーーーーーーす。
そうそう! タイミングギヤーは新品を使うことを私はオススメします。
RB26のサージタンクは3つの構成パーツからなります
ヘッド本体に一番先に取り付けるインテークマニコレクターを分解します。
このパーツ自体も3つに分解されます。
まずはバランスチューブチャンバーのOリング類を交換します。
綺麗に洗浄したら新品Oリングをチョイス^^
傷等もしっかり確認!
空気が通るポート側はブローバイガスなどで汚れていますのでこれもしっかり洗浄します。
ブローバイオイルやタービンからのオイルなどでインマニの中は汚れています。
そして矢印で示しているように、わずかながらオイルがインマニの外側に滲んでいます。
純正は紙のガスケットなのでパワーを上げたり、経年劣化などで圧が吹き抜けることが出てきます。
いい時期にオーバーホールを選んだと思いますね^^
次は歪みをチェックします。これが基準値以下であれば交換しなければなりません。
安心ください 大丈夫でしたよ
歪みをチェックせずに締め付けるとしわ寄せがどこかにきますので圧が抜けることもあります。
または6連スロットル側に歪が及ぶとモット最悪なことになりますよね・・・・
画像が前後しましたが、これが洗浄した3分割のインマニです。
手前側がウォーターチューブバイパスパイプで、奥側がバキュームバランスチューブです。
この中もどろどろなんですよ^^ これを綺麗にすることでEVCなどのバキュームフィルターの汚れが
当面付かなくなりますよ^^ EVCの耐久性も向上ってね^^
つづく