男の秘密基地

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BCNR33 オーバーホール ブロック編~

まずはブロックにてお答えします。

 05U 

このブロックはN1ではありませんでした。 ノーマルブロックです

N1ブロックでは!

ブロック上面には、オリフィスが圧入されていました^^ たぶん東名パワード製でしょうね^^

これは、ブローバイのオイルの量を減らす目的として使われています。

私的にはどちらでも良いかな^^ 東名様にブロックボーリングを依頼したら必要なのが

わかるような気もしますが・・・・

ピストン & コンロット を点検します。
 
コンロットは 重量あわせを行った形跡が確認しました。

ピストンとコンロットの両方を削りながら合わせているようです。

ピストンも社外品でした。 メーカーの名前が打刻されていないのでどこのなのかは

わかりません。 

右側がノーマルピストンです。

比較してもまったく違うことがわかります。

そして・・・・

クーリングチャンネル付でした^^

通常の鍛造ピストンではコストも考えてクーリングなしが多いのですが

もしや、グループA用? REIMAX いやいや!レイメック・・・・??

正直綺麗な処理で作られてないこの雰囲気はそうでないかなと・・・

失礼やな!ってか\\\\

ただ残念なことに!このピストンはオーバーサイズが入っていましたので

次に購入を考えているHKS鍛造純正サイズピストンキットを組む場合はブロックは

使えません。 また、このままこのピストンを使用するにしてもパワー的に無理です。

もし私が思うところのピストンであればアルミ鍛造プレスの圧力が700馬力には

無理があるかと考えます。

コンロットメタルの点検にて!

過酷に使われたことがわかりますな^^

当たり面が1番~6番まで似ているのでこんなもんでしょうか・・・

ただその中でも・・・

5番シリンダーのコンロットメタルはメタル肌が見えてきています。

このまま走っていればメタルトラブルは必ず訪れていたことでしょう。

これまたラッキーな方です。

クランクシシャフトにもそれなりに・・・・  って感じに。

メタルの当たるところは酸化ラッピングでもすれば再使用可能かと思います。

歪みも規定内でした^^

ウォーターポンプはN1用が用いられていました。

ベアリングに少々へたりは感じましたので交換です。

次も同じでOKです。

オイルポンプはノーマルでした。

これはHKS製に交換するのでどちらでも良いことですがとりあえず報告します。

最後に!

このエンジンを降ろすところから行い、エンジンを分解したわけですが、

正直書かせて頂くと!

エンジンを降ろすにあたり、丁寧な仕事をしていたことがわかりました。

すばらしいです。 ここ数十年いろんなショップの車を見てきましたが、

トップクラスだと思います。 いいかげんな処理をしていないかったです。

次にエンジン本体にて!

これまた、一つずつパーツを外していくうえでも前にこのエンジンを組んだ方の愛情が

伝わってきました。丁寧です。 ネジ一つの締め方も丁寧なのが私の手に伝わってきました。

このメカニックはきっと愛情が入る方だな^^ 

ばらしててぞくっとした感覚がありましたぞ^^

エンジンが次も頼むよ!   っと言われている気がしてきました^^

このエンジンが速かった理由はそこにありましたよ^^

エンジンに愛情(魂)を宿らせていたことです。

私はエンジンを組んできて思うことは、全てこの手! この手から出る気を工具を通して

ボルト、ナット、部品に送っているのではないかと・・・・それが愛情をもって組むってことでは

ないでしょうか

また、その気持ちがマフラーサウンドとなりセッティング時に遠藤がその気持ちを感じる!

この2つが合わさるとき!最高のパフォーマンスに変わるのだと・・・

追憶    最後は何だかおかしなテンションになりましたがお許しくださいね^^