男の秘密基地
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お客さんから
作業工賃ってなんで店ごとにこんなにバラつきがあるんですか
って質問があり、色々と語っていたのですが、これってたくさんの方が疑問にも思ってる内容
ではないかと・・・・思い あくまでもエキスパートでの工賃の考え方を書いて見たいと思います。
工賃って難しい・・・・
工賃が高いか安いかを決めるのはお客さんですよね
その基準ってのは本人の今までの経験から判断しますよね~!
例えば、今までに1000円の工賃を払っていたのが800円と聞いたら安いってなる!
もう一人の方は800円の工賃と思っていたので1000円と聞いたら高いと感じます!
そうなるとその店は、安い店なんか高い店なのか分かりませんよねぇ?
その人の持ってる価値観ですよネ
私は私なりの考えから工賃を考えているのですが
チューニングに関しては通常より安いと言われる場合や逆に高いと言われることもあります・・・
それは、エンジンルームひとつにしても、ちょっとしたものに対してのステーがどう作っているか?
であったり、今までの経験から工賃を出したりと・・・どこまで気を配るか・・・・ です。
例を何点かお話して見ましょう。
例1 ・・・ EXマニが割れました。 お客さんは溶接して治すのが安く済むと考えるので脱着代と
溶接代でどのぐらいかな?っと考えます。 次に修理屋には2タイプの考え方が存在します。
1つは、お客さんとまったく同じ気持ちだけで金額を出すタイプ。もう1人は、マニの知識をと経験を
踏まえて工賃を出すタイプです。しかし、そんなことはお客さんは知るわけも無いので
無論、後者のタイプの工賃が高いのでお客さんはどうするでしょうか?
大半は安い初めのタイプの方に修理を依頼するでしょう。
でも必ずまた割れることでしょう。 後者の見積もりをした方のほうがちゃんとその方のために考えてるにも
かかわらず、高い工賃!だとしか印象に残らないものです。工賃が高いのには意味がある場合があります。
安いものにはなんちゃら!ってのもまんざらではありませんよね^^ かといってボッタクリは例外ですよ!
店のほうがこれぐらいは欲しいなと考える裏には経験やノウハウがある場合が多いのでしっかり話を聞いて
どうするか判断することが無駄な工賃を払わないですむことになりますよね^^
例2 ・・・写真の中にアルミ材で作ったステーが取り付けられていますが、通常ではこのステーは
キット内にはありません。 写真中の黄&赤の矢印(ボディ)に直接ネジ止めします。
実際にそう付けて見ると、あきらかに引っ張って無理に取り付けしている感がしたので、これでは
いずれ割れが発生するかも・・・・ っと考えた結果、ステーをいれることにしました。
例えば ステーを使わずにエレクトロタップで留めてあったり!
ステーでもオー○バックスで売ってるような穴がたくさんあいてるようなステーであったり!
スチール製で錆びてたり・・・
ネジひとつにしても落ちてたような使い古したものであったり!
・・・・・
このような作業をしているなら、無論!工賃は安くしなければなりませんよねーーー^^
それらが、材料がステンレス材で強度、錆、共に優れている材用。
ネジ類もそれにあった新品で行った場合!
そしてそうやって作り考えることが普通であった場合
やはり工賃は変わっていきますよね
またひとつの例では・・・・・
下の写真はEVCを取り付けるにあたってボディに直接当たらないように浮かしたステーを
作ったものです。材質はステンレスです。
こんなステーを作るにも、曲げをプレス機で曲げないと硬くて人間の手では曲がりません。
必要な長さと幅に材料を切って、穴賭けし、曲げ加工し面取りをして・・・・と
簡単なステーであっても時間が掛かっているんですよね^^
話を戻して・・・っと!!
難しいのは高い!安い!は出来上がって初めてその価値が解かるってことですよね・・・
しかし
私が思うもっと難しいと考えることは
これらを作っていることは、お客さんは知らない場合が多いこと!なんです。
一々説明もしないわけですから当然ですが・・・
ある少数の方は、見る力があるので解るようです^^
工賃に似合った作業。又はそれ以上の価値観を大事にと考えています。
なので、自分の中では、高いも安いもあまり無くて、エキスパートではこの工賃
って感じなんですよねぇ~
どこの店も同じじゃないかなぁ・・・? っと
1つの作業に対しての知識と経験で決める工賃ですからね
なので安い!高い! ってだけの考え方であれば
◆ 安いと感じた方はそれまでがそれ以上の工賃を使ってきた方!
◆ 高いと感じた方はそれまでがそれ以下の工賃であった方!
ではないでしょうか・・・・