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クランクプーリーについて

クランクプーリーについて私なりに考えて見ると

社外品はカッコイイので付けたくなりますよね^^ しかし、間違った考え方でチョイスした場合は
大きな落とし穴に入るかもしれませんよ!

まずは、クランクダンパーをしることが大切ですので今回は純正ダンパーの考え方や良さを
解説しまーーーす。        ∴下記画像は本文とまったく関係ありません。

純正クランクプーリーの役目は、パワステやエアコン、ダイナモ(オルタ)などを駆動さす
役割が基本で、その次に振動を低減させれるようにダンパー機能をもたせています。

このダンパー機能も2タイプあって車によってどちらかだけのタイプと両方を兼ね備えている
タイプもあります。

1つは曲げ振動を減衰させる。

1つはねじれを減衰させる。

どこで判断するかは外周にダンパー機能があった場合はねじれ振動の吸収型

内側であれば曲げ振動の抑制を考えています。

いろいろなところからクランクプーリーが出ていますがそれが良いのかはさて置いて
考えて見ます。

クランクプーリー!別名クランクダンパーとも言いますが、このダンパーは

バネの力にもなるゴム材料をベースにしています。

このゴム(ダンパー)はクランクシャフトの固有振動数と振動(加振力)の周波数が

どの回転数で共振されるのか

そしてその共振回転数にマッチするゴムのバネ定数を選ぶことが重要なんです。

それなのにいろんなメーカーが出してきているクランクダンパーはそれをどう計測して作ったのか
と疑問にも感じます。 

純正意外のクランクダンパーはレース用であったり、チューニング用又は高回転での
さまざまなトラブルの緩和をうたっていますが・・・

ほんとうにそうなのであれば、セールストークにはもっと具体的に書かないといけないと
私は感じています。 それが素人では難しい内容であってもです。

選ぶのはお客さんでもあるのですが、それを取り付ける私達がしらないと駄目でしょ^^

メタルのトラブル防止やブローバイの軽減などと書いてあることが多いですが
要は高回転でバランスが良いようになっています。ってことですよね!!

高回転ってのも7000rpmでも高回転!

7500rpmでも高回転!

8000rpmでも高回転!

それ以上も・・・・

その車がどの回転数で一番ふれて欲しくないのか?

それが7000rpmであったとすると8000rpmでは振動が増えるってことも
ありえるわけです。

純正品はものすごく考えられて作ってあります。
最初に書いたようにプーリー単体で考えていないためで

それはパワステ、エアコン、ダイナモ などもベルトで張られてることも考慮してあるからです。

むやみにクランクプーリーを小型化! 大型化! 軽量! などするとそれだけで

クランクシャフトが特定回転数に達すると激しくねじれや曲げ振動がおきます。

クランクシャフトにもバランスウェイトと言うものが付いています。

これもクランクシャフト単体だけでの考えで作られていません。
メーカーはトータルバランスで決めている訳です。

もし、クランクダンパーを社外品にする場合はその車種の使われているクランクシャフトの
固有振動回転数をしっておくことが大事であること。それをベースにその車がどの回転数で
ピークパワーを出すのか!シフトチェンジするのか? など色々と具体的にシュミレーションし
計算することで使用しても良いのかの基本を決めます。

あとは、実際にどの回転数で振動が共振するのか? 

セッティングするときに感じとらなければなりませんね^^ 

良いと出るか! 駄目と出るのか! 

要は!!

各部のバランスを取っていても、ダンパー本体のゴムのバネ定数を換えることが出来ないため
であるからですね!!

やれやれ....
クランクダンパーでここまで語ることかよ(汗)

マニアックな内容が好きな方が多いので大変だぁ!!

ではでは。。