男の秘密基地

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NSX用 オリジナルダンパーキット

今回はNSX用オリジナルダンパーの取り付けです

オーナーからの意見を聴いて出来るだけお客さんのイメージ通りになるように

頑張っています

オーナーと私の意見と合わせながらある程度のイメージを

話していきます。 

オーナーが帰られた後はもう一度じっくりイメージしながら考えるのですが

この時間が意外に楽しい時間でもありストレスを受ける時間でもあります。

安い買い物ではないのでねぇ!! 足回りの難しさは人それぞれに感覚が違うってことです。

しかし、ある程度の領域に入った方々になると徐々に感覚がそろってくるのも事実です。

これは私の経験から思っています。

例で言うと、同じ車でタイムアタックにて1分フラットのドライバーが5人居たとします。

各々にダンパーやサス、アライメントが違います。各自がメカニックにタイムを上げたいために
バネレートを変更、アライメントの変更と行っていきます。

タイヤが5人とも同じでパワーも同じとすると、ドライバーの腕がタイムアップのカギにもなります。

ドライバーのブレーキの踏むタイミング、アクセルを入れるタイミング、ハンドリング等!違う訳
ですから当然ですよね^^ 

しかし、タイムが上がっていくにしたがって各サーキットの限界タイムってものが見えてきます。

するとそれに近づくにつれてサスやアライメントの数字も5人がそろっていきます。

これが面白いところです。 しかし、そろわないドライバーももちろん存在します。

それが良いほうに出る場合では、燃料消費やタイヤ寿命、エンジンの耐久性をUPさせ
ます。 こんなドライバーが天才かもしれません。 またその逆でタイムは5人と同じであっても

燃料消費率は悪く、タイヤ寿命も悪い。 エンジンの耐久性も考えない!! こんなケースも
ありますからね^^

又!話が脱線・・・・

オリジナルダンパーの製作に戻さないと

ダンパーのイメージを自作した用紙に書き込んだ後は!!

 

ダンパートータル車高の高さを考え、タイヤのグリップ力を考えロール度を考え、

どれぐらいのストローク長を確保しようか? サスの自由長やIDをどうしようか・・・など!

減衰力の予定数値を考え

ある程度決まれば、今度は作り手であるZEELの担当へ思いを話します

的確なアドバイスを元に製作に入ってもらいます。

そして出来上がって来たのがこれです。

さっそく取り付けしましょう^^

目視ではありますが、取り付けナットやボルトもチェックしてます^^

緩めるときの感覚であったり、締めたときの感覚で判断してます。

足回りを交換するときに各部のネジが緩んでないかも見てます。

特に、社外品から交換する場合は気をくばいます。

下回りからも点検中

少し前に車種はちがいますがリヤー部から振動するから見て欲しいと言う依頼があり
点検しましたが、結局は直せなかったことがあります。 

しかし、他の店がそれを治しました。  びっくり!!

悔しいけどそれが事実!! 修理箇所を聴いて私は自分に反省しました。

それはチューニングカーばかりからの目線で修理していたからです。

もっと見る観点をノーマルベール車にしないと見えない部分があることを・・・

今回はそれを思いました。

もちろん、チューニングカー目線で見ないと駄目なこともたくさんあります。

・・・・・・・・

・・・

振動する原因は色々ありますが、今回まったく関係ないボルトであっても
それが原因で異音がでるかもしれない。。そんな思いで点検してます^^

取り付け完了し基本セットUPが完成したら実走テストです。

今日は最悪の雨・・・!

ってな訳で、雨がやむのを待とう。。

路面が乾いたら走行テスト開始

もう少しプリロードを調整したほうが良いかな~

あぁ・・・! またアライメント狂うし・・・・

アライメント専用リフトが欲しい今日この頃・・・・

この頃ではないか 

でも、サーキットなどではこれが一番って考え方もあるので・・・

昔からこの方法でやってきたし・・・

あれ! 

なんか負け惜しみかな・・・

なはは!  宝くじでも当たれば楽を考えよ^^