男の秘密基地

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BNR32 ピロアアッパ

何かとバタバタしているのは、やはりお盆前だからかな

新しいホームページはいかがでしょうかね! 数人の方からは見やすく分かりやすくなったと

良い答えを頂いています

まだ、データーを入れ込めていない場所もありますが、そこはボチボチやっていきます。

私はやはり、机に座ってるより現場があってるようで、暑い暑いピットがお似合いのようです

今回のご依頼の内容は、BNR32(GTR)で、フフロントのキャンバーが凄く付いているので

逆に起こして欲しいとの内容です。 業界用語で言うなら、ネガキャンから少しポジにして欲しい。

ストリート仕様なので、タイヤの寿命や、ブレーキング時のタイヤの設置面積を上げる。って感じです。

まずは、状態をチェックしましょう

あれれ!どうやら純正ではないようです。黒く塗られているので純正品かと思いましたが

形状が違います。  さてはて!・・・・・

外して、上側を見ると、青色でした。 

これは、クスコ製ですね^^ 

交換するだけでキャンバーが付くタイプで非調整タイプです。 クスコからは数種類ラインナップ
されていて、ノーマルキャンバータイプからネガティブタイプまで。

今回取り外したアッパーリンクはネガティブタイプです。

寸法を計って見ました

10mmロングタイプでしたので、かなりのキャンバーが付きます。正直ストリートでは不必要です。

BNR32はフロントの純正アームの動きがあまり良くなく、本当は、アッパーリンク本体を取り付けて
いるステーを最適化することが一番だといわれています。

しかし、それはニスモからでているのですが、単品での設定がないので購入するとなると
アッパーリンクブラケット、ロアアーム、テンションロットの3点セットを購入しなければなりません。

そして使いたいパーツはアッパーリングブラケットのみ・・ですから!!!

そこで、ブラケット移動できないなら、少しでもアームの動きを楽にしてあげることをしなければ
スムーズな動きになりません。

そこで、登場するのが、ボールベアリングアッパーリンクです。

そしてターンバックル方式を使うことで幅広いキャンバー角の調整と、最適なリンク角を付けることが
出来るのでオススメです。

さっそく仮止めして1G常態でロックします。

今では当たり前のように1G常態で締め付けを行いますが、これがけっこう手間作業なのです。

まぁ!コツコツとと余裕をもって作業することで、丁寧に考えることが出来ます^^

取り付けるとこんな感じです。インナー側とアウター側がちゃんとあります。

微妙に幅が違うのですよ

ストリートで使用する場合はあまりキャンバーは付けすぎると、タイヤの寿命は悪化し、
ブレーキ性能も悪化。ハンドリングの違和感・・・など
通常、BNR32では車高を落としただけでキャンバーが付きますのでそれに加えてネガティブ方向に
する必要性は疑問と考えます。

ではなぜ、調整付きを付けるかは、理想キャンバー角にすることができること。それは左右にて
角度が違う場合であってもきっちり合わすことが出来るからです。

今回は、クスコ製でキャンバー角が異様に付いてしまっていましたので調整付きに交換し
最適なキャンバーにすることが目的です。

キャンバーを合わせながらトー調整も行います。

今回は本人と話し合って2,6度に決めました。

路面によって変化をしても2,5度~2,7度までに収めます。

しかし!調整しながら、タイロットを回して行くと、どうも少しタイロットが曲がっているように感じます。

ネジも違和感があり、硬すぎる・・・・ 

トー調整を数回点検しましたが、どうーーーも!テスターのデジタル表示が合わすたびに合わないの
です。 ようは、タイロットが曲がっているせいで、トー変化量が私の思う数字にならないからからなの
です。 これではアライメントがだせません。

ってな訳で、盆明けに部品を注文するしかありません。

あとは純正品で行くのか、スーパータイロットで対応するかです。性能はもちろんすべてスーパー
タイロットがすぐれています。 
耐久性向上(33GTRと同じ太さになる) タイヤの設置面性向上(エンド部分の高さが高くなる)。

そして調整しろが伸びるようロットを延長タイプです。 

とりあえず、本人に確認しないと・・・・!!

◆ 青矢印 ・・・・ タイロットエンド

◆ 赤矢印 ・・・・ タイロット

純正品は単品で販売しています。

スーパータイロットエンドキットは単品設定ができません。タイロット+タイロットエンドのセット販売です。

車高を落とした時点ですでに必要アイテム。GTRの性能、タイヤの性能を大事に考えるパーツなのです。