男の秘密基地
Blogグリスが飛び散り、ブレーキダストもこびりつくと洗浄するのも大変です
T37(ホワイト)ですので汚れは目立ちます
キツイ液を使用すると塗装に悪いため、弱い液体等とウエスでゴシゴシと・・・・
果てぇ~ し~ぃない~
大~空~と~
BY 松山千春
ってな感じでゴシゴシ^^
弱い液体ではこれが限界かな
グリスは完全に除去できたからOK っす
本題は今からです
今日はホイールについて少しお話しましょうかね^^
皆さんは街中やワインディングを走行(ドライブ)などしていて、ホイールキャップが
落ちているコーナーを見たことがあると思います。
この道(コーナー付近)はよくホイールキャップが落ちているよなぁ・・・・
さてこれは偶然でしょうか
はい!道が悪いのです。
それも、ただ悪いのではなく、例えばコーナーから直線に入る瞬間に高低さがあったりと・・・・
そのような場所ではホイール自体のバランスが崩れるのです。それも
弱い部分に曲がり、しなり、歪みが発生して一瞬ホイールの形が変わります。
その瞬間にホイールキャップが外れるのです
へ~~~!! なるほど・・・・・ でしょ。。
レースのトップクラスのメカニックであればホイール選びも凄く大事に考えます
今は、ファッションが重視してしまい、スポンサーとの絡みもあるのでしょう。
実は、ホイールが軽量であることは誰でも良いことはわかっています。
では!
ホイール本体のバランスはどうでしょうか
え!え!え! ホイール本体が回ったときのバランスのことでしょ!!!
いやいや・・・・ 違います。
ホイール自体をいろんな角度から力(重さ)が加わったときのバランスのことです。
これがしっかり取れているホイールを選ぶだけで、タイムUPするのです。
昔のテスト結果では1周1,8秒変わったことがあります。
ホイール選びは実は奥が深いのです。
私が言うホイールバランスが取れていることで、
コーナー進入の安定化とコーナー出口の安定化がよくなるので
アクセルをあけていくことが出来るのです。
では!少し、皆さんのはいてるホイールで考えてみましょうか^^
まずは、私のホイールから
赤の線を引いているのですが、ナットセンターが5本ともバラバラな箇所に位置している
ことがわかりますよね!
このデザインのOBSはレースでは不向きです。
このホイールもナットセンターは1本のみであとの4本はバラバラの箇所に
位置しています。
今だ大人気ホイールですが、これもナットセンターは1本のみ。
あとの4本はバラバラな箇所です。
最後にこのホイールはすべてナットセンターがでていました。
レース関連メカニックからすると是非使いたいホイールとなります。
さて! 読んでいて気づいた方もいると思いますが
ナットセンターがスポークに対して中心で考えているってことは
5ホールなら5本スポーク、10本スポーク15本スポークがセンターに作れるので
バランスが取れたホイールとなるのです。
4ホールだと8本、12本 となるわけです。
ってなことで、流行ホイールは見た目を重視しなければならないのでバランスの良い
ホイールは作れないですよね
回転バランスだけは技術で作れますが、しなり、膨張率、曲がりなどは同じ位置に配分を
とらないと無理ですよね^^
レースカテゴリーの中でセンターロック使用にする意味合いもただタイヤチェンジを
スムーズにすることだけを考えているのではなく、
ホイール本体のバランスも考えているのでそれがタイムアップにも一役かってる訳です。
今日はレースしている方にはヒントになってしまうかもですね^^
この内容は書くべきか迷ったことで、店のお客さんにも話したことはありません。
ちょっとマニアックな内容で面白いかなと
色々な書き込みをサイトで読んでみると
どこそこのホイールは”鍛造なのに弱い”とか”鋳造ですが強度がある”とか、
”サーキット走行でゼブラに乗って走るとすぐにホイールがだめになる”とか・・・
これらは鍛造、鋳造の関係だけでなく上記に書いたホイールの総合バランスの問題も
大きいのではないでしょうか!
私はそう思っています。