男の秘密基地

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Z32ドラッグZ

さて10年近く戦い続けた1000馬力ドラックZのエンジン分解です。

レース中にメタルトラブルが発生し今回エンジンを分解することとなりました。

さっそくエンジンをバラバラに・・・・・

まずはジェリコミッションを下ろしびっくりしたところは

クランクシャフトの真後ろ側にメンドラ用カラーを圧入しているのですが!

それが割れていました。

この原因はジェリコ自体の製品のクリアランスが問題だと考えられます。

外国産ですから、クリアランスが大きいのでしょうかね

次にヘッドにて、燃焼室を見ると、良い状態でしたので、燃調は良い感じです。

Z32のヘッドですが、画像では分からないでしょうが、実は色々と手が入っています。

バルブは、GTR用ビッグバルブに、特注リン青ガイド、特注バルブスプリング、特注チタンリテーナー

燃焼室スキッシュ加工、形状修正 など・・・・


組み立てのころのポートです。 奥にゴールドで見えるのが特注リン青ショートガイドです。

そしてバルブの周りもゴールドに光って見えるバルブシートも特注品です。

ポートも拡大研磨しています。

しかし

下の画像をみてください。 ピストンにバルブがヒットした形跡があります。

これはオーバーレブにてバルブがジャンピングしたようです。

バルブ本体にダメージがあると思います。ヘッドはまだバラバラにはなっていませんので

じっくり点検していきます。   

いよいよ!問題の腰下部分です。

この画像は1番気筒のコンロットメタルです。 完全に焼け溶けています。

Ⅰ断面コンロットも使い物になりません。

そしてクランクシャフトですがこのクランクは3,3L用クランクなので問題がなければ

よいのですが・・・・・・

フルカウンターのJUN’Sクランクです。 

大変高価なものなので修正して使えると良いのだが・・・・

親メタルの状態もあまりよくないので心配です。。。。。。

うぁ~

うぅ~ 微妙

ブロックもひずみが出ていないか点検しないと駄目だなぁ・・・・

さて!!次は例のGTRのエンジンを下ろさなくてわぁ

タイミングベルトを取り付けて圧縮テストを試みたが!残念ながら

圧縮は無かった

タペットカバーも開いて点検して見たが・・・・・

ではまた、報告いたします。

・・・・・・・・・・・・・お疲れさま