男の秘密基地

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恐怖のクラン角センサー!

さて・・・・!  今日は非常に怖いお話をしましょう。

しかーーーーーーし

この内容はBNR32、BCNR33、BNR34 のオーナーにはある意味!知っておくと良い情報

となるでしょう。  

この画像はGTRユーザーなら知っている部品の

クラン角センサー(クラセン)です。

よく不具合をおこすパーツのひとつです。

不具合だと解る症状が出て交換する場合は

まったく良い訳ですが、   実は・・・・・

まったく解らない壊れ方があることを皆さんは知っていますか

低回転域から高回転まで違和感なく回るのでまず!解らないと思います。

では、どのように壊れるのか

それはセッティング中だからわかるのです!!! はぁ? 

エキスパートではダイナパックやシャシーダイナモでセッティングするので

車の真正面に立ってクランクからの点火時期をタイミングライトで確認しながら行います。

いがいに怖いです!熱いです!

例にて説明しますと・・・・

セッティングしているドライバーが点火時期20度と変更すると通常はクラセンが表示する値も同じでなければ

なりません。  しかし、クラセン異常のケースで怖いのはその数字(点火時期)が20度ではなく30度であったり

バラバラな点火時期(嘘の数字)をたたきます。 ようするにセッティングしている数字とエンジンがたたいている

数字が違っていることになります。 それに気づかないでセッティングされるケースも多いのです。

何度も何度も組み直すケースも耳にしたりもします。 なんで壊れるのかまったく解らないと悩んでいる

オーナーもいます。 このケースの故障等はセッティング中でないとわからないところです。 

実走セッティングではまったくわかりません。 ダイナパックやシャシーダイナモ等でないと解らないのです。

この現実はCPUセッティングが原因ではないのです。

CPUからの数字を信じると駄目ってことです。 CPUの数字を各パーツ類が同じことをやってくれているかが

重要なのです。

ってな訳で!普通に走れるから大丈夫と信じないほうか良いパーツとしてクラセンをあげたいと思います。

そんなこといってたらシャシダイ等にたまにのせてクラセンが狂っていないか見ないといけないのかよ

はい! それがベストとも言えるかもです。

私のオススメは3年~4年に一回は新品に交換することがベストと思います。

たいへん高価ですよね

さて

最後まで読んで下さりご苦労様でした。  ここでもう少し私なりの判断基準をお話します。

やはりパワーを上げるということはレブ回転域までのタコメーターの針の上がりが早くなります。

その速さにクラセンはついて行ってくれているのです。 それもあつーーーいエンジンルーム内で・・・・

壊れて当然だと思いますよね^^   ビックターボ車は一気に噴け上がるスピードがクラセンの寿命を

短くしているかもと思います。それらを経験からいつごろ交換することが無難なのか!!


クラセン交換サイクルは

 ノーマルエンジン ~ ブーストUP仕様 ・・・ 7年~8年
【理由】 症状が出ない壊れ方をしてもノックセンサーが判断し点火時期を遅角するのでエンジンが壊れる心配は
ほとんどない。

450馬力以上650馬力まで ・・・・ 5年~6年
【理由】 エンジン回転速度が大幅に速くなるため。

 650馬力800馬力まで ・・・ 3年~5年
【理由】 エンジン回転速度が大幅に速いため

 800馬力以上 ・・・ いつ壊れても良いように予備をもつこと。
【理由】 クラセン寿命を考えれるパワーではないため。

 サーキット走行等をする方は上記年数から1~2年は短くなると考える。

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壊れたことが解るパーツは問題ありませんが、解らないパーツは気をつけることが大事です。

今回は大げさなぐらいおどかす内容となりましたが、実際にこのようなケースは存在しています。

また! それが原因だと今だわかっていないケースが多いことが・・・・・もっとも怖いのです。

自分の車は大丈夫なんて思わないことです。  だって!!解らないわけですから!!!

高価な部品ですが、これも現実。   ちなみに現在BCNR33クラセンで ¥45,300(税抜き) です。