車を動かさないで置きっ放し状態は危険！！
今日の修理はそれを感じさせた修理内容でした。
エンジンが始動しないので点検開始です。
各部をチェックしていくしかなく基本であるバッテリーチェックから行いました。
・バッテリー状態OK

・セルの状態OK
・プラグの状態　NG　　要交換
・コイルの状態OK
とりあえず、プラグ交換のみ行って見るも駄目・・・・　

プラグを外して見ると、プラグに湿りも感じない！　そしてガソリンの臭いもあまりしない・・・・？？？
・ガソリンポンプ関連(リレー、フューズ)OK
チューニングエンジンなので別で追加した配線や部品もチェックしてみたが問題が見つからない...

・フューエルレギュレター点検OK
ポンプから出たガソリンはフィルターを通りフューエルデリバリに入りその後レギュレターに戻る。
この車は燃圧計が付いているのでこれで点検は出来た。

クラセン単体を外して手で回しながらプラグに点火があるか？そしてインジェクター作動音は聞こえるか？？
をテストして見た。

でもすべてOK！　　　　え？　　もしかして圧縮が透けてる？　いやいや？　それならセルを回しただけで
おかしいことは分かるだろう！！　
セルはしっかり回って、点火もして圧縮も合って、ガソリンもしっかり回っている。インジェクターも作動音があり・・・
何でそれでもエンジンが掛からない？？？
あと残されたことは、インジェクターに作動音はしていても本当にガソリンが噴射されているのか？
これしかない！　ただ！　インジェクターが詰まってたとしても６気筒全てがそんなことになるとは考えにくい・・・
でもここまで来たら点検するしかない。　確かに大容量インジェクターなので社外品でもある。
前例にインジェクターが不良を起こす事もあるので・・・

取り外すとガソリンが自分の手に付着するが、少しねちゃっこく感じた！！！？？？
この時！もしかしてインジェクターが錆でロックしてしまったのではないかと・・・・

さっそくインジェクター単体で電源を入れて見ると、カチ！カチ!　と音はしている。でも６気筒それぞれに音の高さが違う。
これは錆かも？？　　そこで、　ON/OFF　を　すばやく何十回も繰り返していくと音が高くなりだした(^∇^)ﾉ
そして、６気筒全てが同じ作動音になるまで繰り返した。

最後はインジェクターに洗浄液を入れて簡易ポンプで圧を掛けながらON/OFFをしながら中身を洗浄しました＾＾
これでたぶんエンジン始動するだろう♪　

無事に直りました＾＾　　よかったーーーーーー((∩^Д^∩))
【結論】
やはり、置きっ放しは駄目！　ってことです。
放置時間が長いということは湿気が各部分に残ってしまい、それが錆、腐食　と進んでいきます。
今回の例では、ガソリンと湿気が合わさりインジェクターを全て詰まらせたことです。
車を走らせることは、湿気を防ぐことでもあり、各パーツが熱を発することで湿気を蒸発させます。
ボディ、ダンパー、ブッシュ、全てが湿気で駄目になります。
オイル関連も全て温度が上がらないと湿気は蒸発しません。
さて！　次の整備に取り掛かろう　

湿気　＝　水分　ですからね！！