男の秘密基地
Blog今回は、S15を中古で購入したお客さんが、どんな状態なのか分からないので
メンテナンスと点検を兼ねて預かりました
さっそく見てみることに^^
まずは、オーナーからの依頼の駆動系オイルの交換です。
ミッションオイルの粘つき加減と色合いから、このオイルはレッドラインと考えられる。
昔、流行ったなぁ^^ ネバネバで糸を引くオイルって・・・・
温まったらって感じで私はあまり・・・・
デフオイルは一般的なオイルの色だがこれはわからんなぁ!!
ミッションとデフオイルにはASH製をチョイスしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オーナーが走行してて左にハンドルが取られると言うことでアライメントも点検。
トー角度は問題がなかったが、ホイルベース長が左右で4mmの差があった。
確実なアライメントを取るためには、シャーシを修理しないと無理と判断したが、
それでは可哀想なので、やるだけのことはやってみた。
ダンパーは車高調整式がはいっていた。 調べて見るとクスコ製。
しかし、この型はもうオーバーホールが出来ないことが分かった。また、減衰力調整は
付いていなかった。 残念ですが、いずれは新品ダンパーを購入して下さいね
フロントにはピロテンションロット(JIC製)が入っていましたがこの通り緩んでました。
少し固着していたので恐々調整しました。
ここも新しいものを選ぶほうが良いかもですなぁ・・・・
足回りは命を預けていますからしっかりしたものをチョイスしましょう。
さて各部を点検して気になったところは・・・
通常、フロントフェンダー裏にあるハーネスがエンジンルームから通してありました
な! な! な! なんでやねん・・・・
フェンダーライナーが付いてないのでこれもちゃんとしてあげたいなぁ
ノーマルのブースト計も動いてなかったので壊れてるから社外品が付いてるのかと思いきや・・
配管してないし おいおい・・・・
これも動くようにしてあげよ
ラジエターシュラウドも硬化してわれていました。
これも新品に交換しておかないと割れがもっとひどくなり、割れた部分がファンに接着してくると
一気にバラバラになっちゃいますよ!!!
あれれ!!
エキマニの社熱版が付いていません。
なぜだろ・・・・ たぶん中古エンジンを積み替えたか???
なぜ! そう思ったかと言うと!
プラグを交換したときに違和感を感じた。。。。。
プラグを外す上で、固着し凄く硬かった!! ヤバイぐらいに!
そして取り外して見ると、ノーマル番手の6番。そして、プラグ本体も
結構古い感じ・・・・
これはメンテナンスしてないな??って感じがした。それなのに
ブーストコントローラーが付いていてブーストUP仕様とのことだ!!!
通常ならば6番ではなく7番は必要である。 マフラーやエアクリーナーも交換しているなら
絶対必要だ。 まして納車の際にインタークーラーまで付けているならなおさらである。
CPUセッティングは大丈夫なのだろうか 非常にあやしい・・・
サーキット走行も頭に入れてるとのことでプラグはHKS製の40iをチョイスしました。
焼き付いていたプラグホールにはモリブデンを塗る。
プラグにも少量のモリブデンを付けて組み付けします。
さて、あと色々感じたことは本人にお話して今後のメンテナンスに役立ててもらいましょう。