車検依頼にて整備中・・・・

今日はサーモスタットが壊れていると考えられたので分解修理を実施しました

その症状は、アイドリングでは水温がしっかり上がって安定します。(これはあくまでもノーマルの
水温計にての判断です。
ノーマルほどあやふやな水温計はありません。では実際に計って見ました。

測定結果は３８，１度　となります。　＋－にて5度としても３３，１度～４３，１度となります。

この時点でノーマル水温計の針の位置はほぼ真ん中でした

そして走行すると水温計の針は見る見るうちに下がってしまいます。これではヒーターすら効かない状態
になります。っていうかなりました。

この結果にてサーモスタットの不良が考えられるので分解となります。

サーモスタットを取り外すと・・・・

やはり不安的中です。　　サーモスタットの弁が開いたまま固着状態でした
分かりやすいように後ろ側に赤い物体をおきましたのでサーモスタット本体部から赤い色が漏れている
場所がわかると思います。

この場所からラジエターに熱くなったクーラント水が循環するのです。そしてまた水温が安定すると
この弁が閉じるのです。そんな繰り返しが行われて水温は設定温度に保たれるのです。

ところが今回のように、弁が開いたまま固着するパターンと弁が閉じたまま開かないパターンがあり、

後者になった場合ではオーバーヒートとなります。　

新品のサーモスタット(右側)はこのように弁は閉じています。
下から見るとこんな感じに＾＾

今回は開いたままの壊れ方をしていたので良かったですが、つねに水温が低い状態ですので
燃費は一番悪い状態で走行していたことになります。
そして、ヒーターが走行すると冷えないので冬場は寒いですよね＾＾

さて交換作業を行ってエア抜きを行い納車準備となります