男の秘密基地

Blog
S15メンテ その1

ハンドルを切ると異音がするので少し走行してみました。

ハンドルセンターは出ているのですがどうもハンドルに違和感を感じます

とりあえず調べてみました。

すると車高が左右で1cm以上狂いがあり、ショックのサス固定用ロアシートが緩んでいました
そして異音をやわらげるシートがサスに絡まり、上下に2枚ずつ使用していましたがありません。
ロットのメッキ部分は汚れが付着しすぎるとシールを傷つけるためケース部とショック部にガタが
発生してしまいます。  ただ異音とは直接関係あるかは疑問でも
ありますが・・・・

シルビアはストラット形状ですのでハンドルを切るとダンパー本体ごときれるので異音がでやすいです。
サスがハンドルを切ると同時にしっかり付いてこないため引きずる音が異音となります。

しかし、ショックをオーバーホールすると、少しの期間は音が止まります。これは、ショックの減衰力が

1G状態から一瞬沈む時の減衰力がしっかりしているのでサスがそれに吸収しながら付いてくるから
だと思います。  しかし、残念ですがこの部分の性能は通常のメーカー品では無理です。

私が知っている範囲であればSHOWA製だけだと・・・・・  構造上の特許をとっていると聞いた事があり
ます。 ですので、ストラット形状を使っている車種はどうしても音が出る可能性があります。

さて、下の画像はタイロットエンドですが、エンドブーツが破れていました。

これは、多走行車や古年式車になればどうしても破れることになります。
どうしてもノーマルに比べれば、車高を落すとタイロットの角度がきつくなるので無理がかかることに
なります。 完全ノーマル車に比べると寿命は短くなります。
これは危ないので修理しまーーーす。 

破れたブーツを取り外しました。 あとは、綺麗にして新品グリスをたっぷり塗り
新品ブーツを圧入します。

はい!完成。。

さて続いてはブレーキパット交換です

このS15にはENDLESS製 チビ6フブレーキシステムが組み込まれています。

さっそく古くなったパットを外してダストを取れるだけは除去します。

それにしても付着度が高いなぁ・・・・   そして少し、パットの使いすぎかな

ピストンが出すぎ

リヤブレーキ部の汚れも多いなぁ・・・ ピストン部はこんなにも汚れが・・・・!

車検時に分解点検はしていないことがわかる。 エキスパートの車検ではブレーキシステムも

しっかり分解点検をするので、そのときにある程度の汚れは除去しています。そうしないと

ピストンシールの破れやオイル漏れすらわからない状態ってことになります。

少し余談になりますが、安いだけの車検を受ける方がいますが、それではなにも点検していないので
安全ではありませんよね   しっかり見てもらえて低価格ってのが理想ですので
車検先はしっかり見極めることだと思います。

・・・・・・・・・・・

・・・・

・・・・

さっそく走行テストをしてみましたが、足からの異音はまったく直りません

なんでやねん

ちくしょーーーーー

もう一度点検してみました。

ミッションジャッキを利用してタイヤをホイールごと持ち上げて自らタイヤを左右に回して見ました。

サスとロアシートからの異音はシリコングリースにて音は止まっていました。

フムフム!それは良かったのですが、原因は違うところにありました。

ストローク部を綺麗に汚れを落としてみるとロット部が傷まみれです

ここまでキズだらけになればストローク時にロットがケースの中に入っていくときにシールがボロボロになり

ホコリ等がケース内に進入します。要はロット部とケースが直接擦れている音だったのです。

とりあえず、潤滑剤を流すと音は止まりました。しかし、潤滑剤は直ぐに切れてしまうので、出来るだけ

付着してくれるクリスをずり込みます。通常は塗ることはないのですが、ここまでキズが入れば仕方のない

範囲になります。 どこまで音が止まるかはわかりません。。。

では今日はこの辺で・・・