男の秘密基地

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プラグひとつが・・・

通常ではあまり考えていない部分でエンジンを破壊してしまうかもしれません。

それは プラグ  です。

まずは画像をみてください。

左側、中央 が社外品   右側はノーマル  です。

プラグ的に観察すると、ネジピッチ、大きさ、太さ、すべてクリアーです。 この画像だけ見ると、プラグセンター部

からガスが逃げ焦げているので交換時期ではありますが・・・・。

では、次の画像を見て下さい。

ここで先端部をごらんください。 左側、中央プラグは穴あきタイプで右のプラグ(ノーマル)は穴がないタイプです。

では説明していきます。

左側プラグ ・・・ 先端部は綺麗な色を残して穴の中もねじ切りがしっかり見えている。

中央プラグ ・・・ 先端部の色は黒く、穴の中は焦げているのがわかります。

右側プラグ ・・・ 先端部に穴がないのは 何故!何故!  ノーマルプラグは穴なしタイプです。

このプラグでの中央のプラグはいわゆる”リーク”しています。  なぜでしょうか。。。

実は、この車のダイレクトイグニッションコイル(今後コイルと略します)に問題があるのです。

コイルにプラグを装着するときにしっかり入れ込みますよね・・・ しかし、コイル本体はスケルトンではないので

どのように重なっているのかは見えません。  コイルの筒側の中身はプラグのトップエンドが当たるように

棒とバネが入っています。 問題はこの棒の太さに問題が隠されています。

この車のコイルは、棒の太さが細いタイプなのでプラグの穴あきタイプをそのまま使うと、プラグの穴に入り込んで

しまうのです。 しっかり当てるところが、隙間を通しながら当ててることになるために、隙間から”リーク”してしまう

のです。 

今回はプラグ交換の依頼をもらえたことで解ったのですが、この依頼がもしなかったら・・・・・! 怖い・・・

普通では良いプラグかもしれませんが、車種によってはそうならないケースもあります。  

このケースでも直ぐにトラブルはおこりません。 そこが怖いところです。

実際はそのプラグが原因でコイルを破壊したり、最悪はエンジンブロー・・・・ など