男の秘密基地
Blog現在の私が考えるポート研磨にて
皆さんはポート研磨をすることで何がよくなるとお考えですか
やはり!いかにスムーズに空気が入る通路にしてあげること。
通路面積拡大などは、高回転での絶対量確保。
パワーUP ・・・
など ですよね。
確かに間違っていません。 ですが、ポート研磨する前にもっとパワーやトルクをあげることが出来る箇所を
おろそかにしていませんかね??
トルクを左右する上で重要な鍵を担っているのは、ポートでは無く!
サージタンク です。
2枚のサージタンクの画像を見てどちらも同じ性能ではないことがわかるでしょうか?
もし、あなたの愛車にこの2つのサージランクが脱着することが出来るとしたらどちらを選びますか?
左上のサージの特徴は ・・・・ ポート部の長さが短いタイプ → 高回転重視型
右下のサージの特徴は ・・・・ ポート部の長さが長いタイプ → 低中速重視型
となります。
次にサージタンク本体の容積を計算すると必要絶対容積がわかります。
例えばポート長が短いタイプでサージ容積も少ないタイプがあるとします。 このサージの特徴は流速重視型
となり、高回転型ではありません。 空気をためる部屋が少ないので低中速型になります。
たとえばGTRのサージタンクで考えて見ましょう。
サージタンク容量確保でいえば十分なサージタンクです。
なぜ!ここまで必要なのでしょうか?
簡単ですよね^^ 6連スロットルを搭載しているからです。
アクセルレスポンスを向上さす上で取り付けられた6連スロットルは、一度アクセルを抜くと次に欲しい空気が
直ぐに確保できない特性を持っています。そこでサージタンク容量を大きくすることで瞬時に欲しい空気を
ためれる容積が必要だったのです。
しかし! それはあくまでもノーマル車~600馬力までかと思われます。
現に シングルスロットル化を400馬力程度の車両に取り付けてもパワーがそれ以上に上がります。
それは逆に考えれる説があります。
グループAで勝つ目的で開発されたGTRですから550馬力前後で一番効率が上がるように設定されています。
400馬力前後では、容量ありすぎってわけです。。。。。
なので、 シングルスロットル化したほうがレスポンスや馬力が上がるケースがあるのです。
ニスモサージを画像でUPしていますが、見てもわかるように、6番気筒の形状がノーマルとはちがっています。
ノーマルでは段差がありますが、ニスモ製はその段差がありません。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私的には ???????
実際にたくさんのセッティングをしてきましたが、どうしても6番気筒へのパワーが上がる傾向にあります。
現在は良いサブコンがありますので、インジェクター吐出量を各気筒ごと換えることができるので問題は
ないといえばそうなのですが、なるべくはそろえたいところです。
6番側は熱が逃げにくいので余計にそう思います。 ノーマルサージでは段差があるのでその文!6番気筒に
抵抗が発生し、良い具合になっていると私は考えます。
最後に ポート研磨が必要ないのではなく! パワー&トルクをUPさせる部分は違うところにも転がって
いるので、それを逃がことはありませんよねー^^
最終的にはポート研磨が必要になるときがくるでしょう^^
むかーーーーしのエンジンはもともとのポートが悪かったので成果はしっかりありましたが、現代のエンジンの
ポートはそうではないと思いますねーーー^^
究極のポート研磨とは、ポート形状を変えてしまうことです。レーシングエンジンのように直ポート形状。
すなわち低速トルクは失います。高出力高回転エンジンなど・・・・