男の秘密基地
Blogコレクタータンクのやり直しをしていきます。
前回の仕様はアウトポンプを使用した昔的な作り方でしたが、今回はインタンクポンプを使用し制作していきたいと思います。

まず、リヤストラットタワーボードを加工します。BCNR33から取り付けされているこのボードはボディのしなりを大幅に抑えることが出来るので非常に素晴らしい部品ではあるのですが!バッテリーを交換だけにいちいち脱着しないと駄目で何かと不便!
今回もコレクタータンク配管を制作する上で悩んだのですすがやはり加工することを決めました^^
トランクルーム側と反対側にアクセス出来るようにバルクヘッドアダプターを取り付けれるようにします。
アルミ材の左右にネジ穴を開けてこの部分だけが独立できるようにします。
これによりタワーボードが脱着できるようになります。


切断したら2枚の鉄板で構成されていたので2枚が開かない用に溶接します。
そしてペイント作業となります。
こんな作業でも位置決め、切断、溶接ペイントで半日以上経過し、ペイントが乾かないと駄目なので次の日作業となります(泣)
ガソリンラインを制作する前にパイプ本体を綺麗に真っすぐに整えて上げます。
ここからスタートです。


エンジンにはコレクタータンクから2系統でガソリンを送る方式にします。要はダブルポンプ仕様!
ガソリンタンク下側からテフロンホースで立ち上げアルミパイプ配管に接続
次にガソリンタンクからコレクターに入れ込むパイプとリターンパイプを制作します。BNR34からEFIカプラーに変更されたので少し手間が増えましたね・・・


こんな感じで配管されます。
実際にこの場所の作業は非常に苦痛で、腕を伸ばしての作業なので非常に作業性悪いですねぇ・・・
そうそう!ここのカプラーが割れていたので新品カプラーに交換しておきましたよ!
ここだけの話!このカプラーって吸気温度センサー、水温センサーのカプラーと共通でした^^ 内緒・・・


ガソリンラインが当たらないようにコンピューターブラケットを加工します。
もちろん加工の際はブラケット単体にして作業します。

このブラケットには4つのCPUが取り付けられています。上から説明しましょう!
上段・・ハイキャスCPU
中断・・アテーサ E-TS ABS
下段・・FPCM(フューエルポンプコントロールモジュレーター)
左側・・ヨーレイトセンサー
取り付けすとこんな感じ! ぎゅうぎゅうでしょ!!そして配管が逃げて取り付けられていることがわかりますかね!
ふーーー!! 大変っす!!


リヤシート側からCPUのカプラーを処理していきます!
コレクタータンクへアクセスする配管を制作します。 パイプを直線上にしたんのは最初で説明したタワーボードを脱着出来るようにするためです。配管をくねらせると脱着出来なくなるうえに、いちいちガソリン配管を取り外して脱着することになるからです。


サーキット走行を考えた上で常に最適な空燃比になるようにガソリンクーラーを取り付けしています。
少し説明しましょうか^^
ガソリンタンク内に満タン65L入っていたところにフューエルポンプ君が一生懸命にガソリンをエンジンに送り込んでくれていました。ところが、必要のないガソリンはまたガソリンタンク内に戻ってきます。あれれ!段々とガソリンは減ってくるのにリターンされたガソリンは生ぬるい温度なので徐々にガソリンタンク内のガソリン温度は高くなってきます。しかし、フューエルポンプ君も仕事をしているので熱くなってきます。通常はガソリンで冷やされるはずのポンプ君ですが次第に暑さに耐えれなくなり力が出せなくなってしましました!そうなるとエンジンはどうなる方向へ進むのでしょうか?
現実に戻る・・・・
熱されたガソリンは爆発する力も低下されますので初めにたくさん合った冷えたガソリンに比べるとパワーはさがります。ノーマル車の場合はそれがノックとして現れたりすることがあるので、O2センサー等で常に理想空燃比に近づけるよう点火時期とガソリン比などで調整しています。
そしてこの車の場合はサーキットを全開走行するわけですのでガソリン温度は高温になるのでエンジン本来のパワーを出し切るためにはガソリン温度を下げる必要がある訳ですよね^^そのためにガソリンクーラーが取り付けられているのです。

次に大切なことはフューエルポンプをどのようにして制御さすかです。
画像はフューエルレジスターです。
電圧を制御(少し電圧を抑えてくれる役目をします)これを2個使用したいと思います。
この車種ではフューエルポンプコントロールモジュレーターがついていましたよね^^このCPUが低速回転域でローモードでポンプを作動させ、回転とブースト圧でハイモードとなりポンプの寿命とポンプ作動音を緩和させています。 チューニングカーなどでよくここを常にハイモード化しているケースがありますが私は良いと思っていません!高回転もっとガソリンを送らないといけないからと・・・・
いやいや!それなら純正のロー、ハイをそのままでその上のスーパーハイを作ってあげた方が良いですね!アイドリングからハイでポンプが回ているってことはポンプ本体はアイドリングからマックスでが頑張るから熱だれするしポンプが熱されるからガソリン温度も上がるってことになる!最悪なやりかたですよね・・・・せっかく純正でこんな良い方法が使われているのですから是非まねて見ましょう^^
ガソリンタンクから吸い上げられたガソリンがコレクタータンクへ供給され、満タンになればコレクターからガソリンタンクへとリターンされます。
コレクタータンク内に2つのポンプがあり、各々にローモード制御、ハイモード制御を作ります。

これらの制御をメインCPU使用するKINKで制御したいと思います。HKS製のV-PROでも可能ですが最近はLINKを使う事が多いですね^^

エンジンの耐久性も配線1つで違ってきます!