男の秘密基地

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インプレッサ エンジンチューニング編 NO,1

エンジンチューニングで行う作業の1つが燃焼室加工です

燃焼室加工にも色々あるんですよ 少し書いて見たいと思います。

◇ 燃焼室アルゴン溶接加工
◇ 燃焼室整形加工
◇ 燃焼室スキッシュ加工
◇ 燃焼室容量合わせ
◇ 燃焼室鏡面加工

などがあります。 考え方としては、現時点の燃焼室の具合を観察します。

たとえば下の画像から、EX側のスキッシュエリアにカーボンの付着が多い!ではそうならないように

するにはスキッシュをカット(削る)すればOKなのですが、スキッシュエリアの意味を知らないと

ただ!カットしたら良いのではありません。私はこの燃焼室から考えて見るとスキッシュエリアは残し

EX側の燃焼室形状を緩やかにしていき、スキッシュエリヤの立ち上げ角度を無くします。

吸気側(IN)はまずまず良い感じなので角度は変えません。

ただ今回は東名パワード製 2,6Lキットを組み込むのでピストン外形に合わせた形状に

整形しました。 これにより、圧縮工程にてスムーズに圧縮空気がペントルーフ型燃焼室中央に

寄せられると思います。そして中央にはプラグがスタンバイってな感じで・・・・

吸気ポートの形状はなるべく奥のバルブスペースに垂直に入れたいと思いながら整形します
完全なレース仕様になると奥に見えるガイドも削り落とす場合があります。

少しでも抵抗を無くすためです。 しかし、ストリート仕様又は耐久性重視する場合はそのまま残します。

フリクションロス減少、強度などを重視するにはリン青銅ガイドがオススメです。

純正カムよりもハイリフトを選んだり、高回転を回したりと過激に使用する場合はノーマルガイドでは

心配があります。ここはしっかり抑える箇所の1つです。

排気側もなるべく抵抗を無くすように削っていきます。

吸気、排気のポート研磨は絶対にする箇所なのか?って言われると、現在ではそう思っていません。

車種によって決めればと思っています。 段つき修正などポートチューニングにも色々とやり方があるので

相談してもらえればと思っています。 やはりトータルで考えるので必要か必要でないかも見えてくるものです。

ただ、予算がある方はすれば良いと思っています。ただ!!しなければ駄目だぁ

っと思われる車種は別にしてですけどね!

前回までの仕様はEJ20改 2,2L仕様

今回は、2,6L仕様 と ハイパワー仕様です。

東名パワード製を取り寄せて、ピストンクリアランス、メタルクリアランスを自分好みに合わせます。

圧縮比も実際に計測してメタルガスケットを選択し、それに合わせてヘッドは面研しました。

メタルは純正ではサイズが固定されてしまうので問題外です。

メタルも東名パワード製をチョイスしました。   すこし、欠品するメタルもありましたが・・・・

エンジンの組み付けには初期なじみを得るために専用の液体を使って組みます。

毎回思うのはブロックちっちぇーーーー

オイルポンプはJUN、Sの強化オイルポンプに交換します。

EJのブロック強度が弱いので、東名パワード製のバッフルステフナーを取り付けします。

どこまで強度が上がるのかは分かりませんが、EJの欠点でもあるメタルトラブル!

これは、ジャーナルの幅が細いのでブロックの歪が出るとメタルにも歪が発生する可能性が

あります。 それを防ぐには補強版入れるしかないと考えたものがこのステフナーではないでしょうか。

このステフナーはオイルパンと挟み込んで止める方法なんですが、オイルパン取り付けボルトの

寸法を1つ上げる事でもっと強度は増すことになります。 しかし、ネジ穴を大きくするにはブロック側に

その余裕があるかどか?ってのも問題ですし、加工代も上がります。そしてあくまでも強度がUPする

だろう?っという点です。 だろう?で加工するのはリスクが高いですよね!

ってな訳で今回は説明書通りに組みます。 

液体グリスでシールするオイルパンなのでプレートを挟み込みながら組み付けするのは

すこし、面倒だな!! いがまない様にと・・・・

オイルパンの形状も A,B型 C型など・・・ 形状が違うのでこの車はC型なので

オイルパン形状も悪くなかったです。  A,B型であればバッフルプレート加工をすることを

オススメします。 

メタルガスケットもオリジナルで製作することなく東名製で要が足りたので市販品でOK!

それが一番安くつくし、無駄な使い方はしないことだ!!

タペットシムの調製は本当に時間がかかる

ヘッドとブロックを締め付けてから行うのが一番狂わない方法だ!!

しかし、このクリアランスは、人により感覚がちがうので己の感覚を大事にすることだね

それでも、シム本体にもバラツキがあるので、やっかいで・・・・  これで間違いないなどと思っては

最高なシム調製は出来ない。

合わなければまた、注文!となるので数日は必要となるところだ!

ヘッドボルトも私はEJにはスタット方式を使用しない。あくまでも純正を使う。

スタットボルトの利点もあれば欠点もある。

EJ型エンジンには私からすると欠点が相当するので使いたくないのです。

今日はここまで!!!

つづく\\\\