男の秘密基地
Blog少し前に私の店のオリジナルダンパー(車高調整式ショックキット)を取り付け、
なかなかの評価を得ました。次のステップとして社外LSDを取り付けることでしたが
もはや!注文をいただきました。 ありがとうございます。
ってな訳でさっそくデフを脱着したいと思います。
デフは良い言い方をすればコンパクトです。
デフオイルの容量も1Lほどですから出来ればもう少し容量があっても良いかもしれませんね。
デフケースのフロント側のメンバーごと外さないといけません。
ここが少し面倒です。
錆がでていていましたので跡でペイントしておきますね^^
デフASSYなり・・・・・
リヤケースを外すと純正LSDが見えてきましたよ・・・
ドライブギヤを外します。
インプレッサは純正でLSDが装着しているので、多くは純正オーバーホール又はシム増しが一般的
ですが、あえて社外品にする理由がある。
じゃじゃじゃじゃーーーーーん^^
これが今回入れるLSDです。
純正品は、メタルプレートですので、一定なトルクが掛かる(立ち上がる角度)が時間が急激
ですが、今回使用するATS製ハイブリットタイプLSDはメタルとカーボンのミックスタイプです。
カーボンの特性とメタルの特性はまったく違うので、ストリートからサーキット走行まで幅広い
対応が出来ます。カーボンは摩擦係数が低いのでイニシャルが落ちにくいので安定したトルクが
可能となり、ストリートではメタルプレートの独特なカイカキ音はほとんどありませんから
静かで回りを気にすることがないです。また、サーキットなどでも、侵入からトルクが綺麗に
立ち上がっていますので変な挙動を起こすこともないので安心感が増します。
今まで使用していたサイドベアリングを使用することはオススメしません。
ベアリングは凄い回転で回り続けているので消耗するパーツです。
大丈夫は禁物です。
新品のデフにはやはり新品のサイドベアリングを圧入しましょう。
このデフケースでは、デフを入れ込む際にボルトが干渉して入りません。
2本のボルトは抜いておいて入れ込みます。
サイドリテーナーを仮組みしてクリアランス(バックラッシュ)を測定します。
測定結果は純正基準値でしたのでオーナーとの見積もりの際でこのままで
行くことにしたのですが・・・・・
実は1回完成して走行テストをすませました。
そこで、私自身が納得いかない!!
だからといって問題はありません。ただ!私が運転してみて納得していない。
ただそれだけ!!
オーナーに事情を説明して納車を遅らせてもらいもう一度デフを脱着することにしました。
バックラッシュをもう一度測定してもやはり規定値です。
でもこの規定値であの感じかぁ・・・
駄目だ! もっとつめないと!
サイドリテーナシムを取り寄せてシム調整中です。
この時間が何故かワクワクしている自分!?
この時間が何故か楽しいような!
何故・・・
よしよし^^
よしよし^^
完璧や・・・・・・・・・・
ばっちりやんかぁ^^
最高^^
さて!続いてドライブシャフトのインナー側ブーツに傷を発見!
オーナに確認し、修理することになりました。
リヤー側はリビルト品gがなかったので、分解修理となります。
金属でできているので、摩擦でグリスが汚れしまいます。
新品のグリスを入れ込むので洗浄しなければなりません。
洗浄することで、金属部の傷などを確認することが出来ます。
中に入れ込むグリスも純正相当品~レース用まで幅広く種類があります。
今回修理する部分が1つなので、純正相当品で修理します。
出来上がって装着し、デフ本体からの異音やシール等の漏れをチャックします。
OKであれば実装テスト開始です。
走行テストをしてみて明らかに性能が変わっています。
アライメントもやり直し^^
リヤのキャンバーがもう少し必要と判断しました。
リヤシートを脱着しなければならないのが手間ですが・・・
減衰力も変更し、フロントキャンバーとトー角度も見直ししました。
デフを入れるだけでやはり速度域がもっと高くなったことで、よりシャープなアライメント
が必要とましました。っ言うかそうしないと面白くない。
これで、ひとまず納車します。
ありがとうございました。