男の秘密基地
Blog色々と不調なポイントがあったインプレッサもリセッティングにて
良い感じに仕上がりましたよ
EJ20改 2,2Lですので、下のトルクはストロークアップにて確保していますので
純正上置きインタークーラーを前置きタイプに変更し中高速域を良くしました
次に、純正可変バルタイを任意に変更することでGT2835改タービンの特性を
全域にわたり良くしました
燃料面はサード製大容量280Lフューエルポンプに交換。 制御はV-PROで行いました。
EJ型エンジンはピストン径が大きいのでアイドリング付近の燃焼が苦手です。
燃焼室の総形状が横に広いのでどうしても燃焼に立ち遅れが発生しています。
燃焼だけで考えるとピストン外形はコンパクトが1番ですが、コンパクトになるとそれだけ容量は
小さくなっているのでパワーが出にくいのです。 すると、高回転まで回せる回転数が必要になります。
要はF1みないに。
市販車では無理な回転数ですので、どう考えてパワーを出すかを各メーカーの考えている訳です。
1気筒馬力でお話すると!
EJ型は4気筒 2000cc 。 280馬力で例えると、1気筒70馬力となります。
RB20 6気筒 2000cc 。 280馬力では 1気筒46,7馬力 となります。
って考えうると同じ2000cc同士でも 70馬力と46,7馬力 と 1気筒での仕事内容が
違っていますよね^^ これにより特性がガラッと変ってきます。
1気筒に対してパワーを出すEJ型は 排圧が 高いことになります。
排圧が高くなるほど瞬発力が高くなるので、キビキビした走りが得意になります。
逆にRB20のように排圧 が低い場合はスムーズ性が良いので高速走行に向いています。
また、面白いのは、同じ4気筒2000cc同士であるインプレッサやエボでも、ピストン外形とストローク長が
違うのでエンジン特性が違ってくる訳です。
インプレッサ系 EJ20 92φ × 75mm
ランサーエボ系 4G63 85φ × 88mm
上のボアー× ストローク を見ても、ピストン系はインプレッサ系が大きい。それに対してエボ系
ではストロークが長いのが分かります。 これを踏まえ簡単に性能を比較するとすれば!
燃焼力が有利なのはエボでストローク長が長いのでトルク重視エンジンでインプレッサ系は
ストロークが短いので高回転高出力エンジンとなります。
このようにエンジン本体の基本性能を把握し、それをベースに自分の希望のチューニングを
考えていきます。
チューニングは面白いですね