男の秘密基地
Blogバルタイ測定前にカムスプロケットの状態をチェックします
ご存知のように、スプロケットにはタイミングベルトの山がのるように溝が彫ってあります。
スプロケットの素材が硬かろうが、この山が変形している場合があります。 点検はしっかり全集を
チェックしましょう。 今回のスプロケットは問題なかったので再使用します。
バルタイ測定の準備ができたので開始しますが、今回購入したカムはHKS製。
IN側 V-COM STEP2 264°
EX側 264°
ですが! 実測データーをちゃんと測ることが重要です。ただバルタイを合わせれば良いのでは
ありません。 実測データーをもとにカムセンターアングルを考えなければ
◇ カムリフト量
◇バルブリフト量
◇イン側、エキゾースト中心角
◇イン側、エキゾースト側作用角
◇開角度
◇閉角度
◇オーバーラップ角
◇全データーにてのこのカムの度数
これらを、方眼紙に書いてグラフ化します。
するとこのHKSのカムがどのような特性のカムかがわかります。
同じ264°でHKS製、東名製、トラスト製、レイテック、JUN、s など・・・・ すべて同じ度数で
あってもまったく特性が違うんですよねーーーー だから
同じバルタイになるはずがないよね
さてこのカムの特性を把握したうえで、中心角を何度からスタートさせるかがわかりましたので
調整に入ります。 バルタイ測定では、1番気筒で合わすことが基本となります。
し・・・か・・・・し・・・・
カムのプロフィール(実測データー)は1番気筒のカムのみで測定しただけのこと!!
では2番 ~ 6番気筒のカムプロフィールは同じなのだろうか・・・・
実際に昔はカムを作る機械の精度が今ほどよくなかったので、各気筒ごとに狂いがありました。
現在では気にする必要がない程度の狂い幅ですが・・・・・ でも多少の狂いがあるのなら・・・
ってことで、各気筒のバルタイの狂いを、1番気筒を中心に測っていきます。
HKSでは1mmリフト時に測定することになっています。
私は、1mmリフト時と0,5mmリフト時も測定します。
最大リフト時いわゆるカムの一番高い位置から登ってきた角度と下る角度が同じではないからです。
これらを知るにはやはりデーターにすることでわかることですね。
さてさて、1番気筒~2、3、・・・・5,6気筒まで各々に測定しました。
そして、そのデーターを参考に、中心角(カムセンターアングル)を何度にするか気めましたぞ
イン側は今回、V-COM なので、スプロケットではバルタイ調整ができません。
HKSデーターではATDC125以上であり、+10度以上の狂いがあればスプロケット1コマずらしを
行えとの内容。 バルタイが135度だったので、可変量が50度なので、85度~が動作ポイントとなると
推測するので問題なし。 エキゾーストスタート中心角は○○○°で決定。
V-COM264° は高回転でも272°以上の性能を出せますよ^^
だからこれ以上の大きい度数は必要ないです。
ストリート仕様では246度のSTEP1がオススメです。 スポーツタービンを取り付けて
低回転域は純正以上のトルクを出すって仕様もおもしろいですよね^^
さてさて、まだ続きがあるから作業にもどろう!