男の秘密基地
Blogこの12SRはベース車のCR12DEよりもパワーを20%向上させ、高回転での高レスポンスを考えたチューンド
エンジンです。 実際に試乗してみるとこれで20%もパワー上がってるのかな?ってのが感想です。
オーナーも長く乗って行きたいとの意向で今回は、新車当時のレスポンスを取り戻すべくオーバーホールをします。
しかし、少----しだけ小細工は考えています(^∇^)
洗浄が終わってクランク、コンロット、ピストンを組み込みます。
ノーマルチューニングの開始です。
○ クランクシャフトは規定値内での曲がりがありました。 レスポンスを上げるためと高回転でのバランスが大事
なので、曲がり修正 と 単体バランス を行いました。
○ メタル合わせも、今までの経験値で的確なクリアランスで調整しました。数値は内緒で(*´v`)
12SRは圧縮比を上げているため専用ピストンです。 しかし残念ながら製廃となっていたので
洗浄して使うことにしました。ピストンリングは製造していたので新品に交換します。そのため、ブロックは
ホーニングを行い、上面を最小面研をしました。
ちなみにブロックも高回転域での応力集中を緩和させた加工がされています。
ガスケットは専用ガスケットで組み付けします。 シール性向上を目的なタイプなのが画像から分かります。
今回はブロック側とヘッド側を最小面研しているのでこのシールは必要なくいけるのですが・・・・
純正品のためこのまま取り付けします。
オイルストレーナーにはパッキンやOリングは取り付けられていないタイプでビックリしました。
少し心配でもあったので薄っすらと液体パッキンを付けて締め付けました。
オイルパンは特殊な塗装がされているので通常の缶スプレーで内側を塗るのは駄目です。
オイルパンを外すとどうしても液体パッキンを塗る部分を剥がないと駄目なので塗装が剥がれてしまいます。
そのままだと錆びるので、缶スプレー等で対応してしまうと、塗装した面にエンジンオイルが入り込み、いずれ
オイル漏れの原因になります。 このようなオイルパンの場合は新品を購入するか、特殊な塗装に出すかです。
ヘッドは綺麗に洗浄したのでこの通りピカピカ(^ω^ ≡ ^ω^)
バルブは少し細く減っていたため、新品に交換しました。 当たり面は独自の方法で行い、バルブステムエンドは研磨
しました。 NA車の燃焼室であればこの形状でもOKですね^^ また、面研量が多くなった時も燃焼室で合わせられる
形状なので安心です。
水穴も少しバリが多かったので角を落としました。
カムも中高速域をUPするように専用カムとなっています。
インテーク256度 8,34リフト
エキゾースト240 8,31リフト
オーバーラップ角 20度~57度 (可変スプロケット)
カムホルダーを規定トルクで締めてから、クリアランス調整作業となります。
シュクネスゲージを用いて、冷間時のクリアランスを計り、バルブリフターを注文します。
あ!!そうそう!! バルブスプリングも専用品です^^
フロントカバーを取り付けて、ウォーターポンプを取り付けします。
形になってきたぞーーーー^^
インジェクターは新品に交換します。 まだ壊れていないのですが、インマニに隠れたところに付いているので
後で交換する工賃を考えると、今なら0円ですから、交換するなら断然!!! 今でしょ(・Д・)ノ
後もう少しで出来上がるぞ^^
インマニの上側に付くガスケットが、ガスケットキットに入っていないので注文しました。
何のためのガスケットキットやねん!! オーバーホールに使うキットやねんからもう少し考えたキット設定しないと
駄目駄目やな・・・・
リビルトのオルタネーターも注文となり入荷待ちです。
プラグも純正ではなく、シリーズでグレードアップさせます。
ミッションでクラッチが入る部分ですが、クランクリヤオイルシールからのオイル漏れが少し合ったので
どろどろでした。 これを洗浄します。クラッチディスクの削れた粉とで!どーーーろどろ・・・
レリーズベアリングを新品に交換しますが!!
この車に使われいるものは、CSC (コンセットリックスレーブシリンダー)と言いみたいです。
要は、レリーズシリンダーとベアリングが一体式になっている構造です。クラッチホークが不要となり
ダイレクトになります。 良いのかは別にして・・・・・|v・`)ノ|Ю
マーチをピットにセットしておこう^^ 綺麗に前塗装されているので気を使いますなぁ・・・
嫌だなぁ・・・・
保護テープを付けてと・・・!!
その上にマスカーテープを付けて!!!
おいおい!! エンジンマウントブラケットを外すのにヘッドライトが邪魔やないか・・・・ マジかよ。。。。。。。
めんどくさいなぁ((((;´・ω・`)))
エンジンマウントを外して見るとボルト穴が大きいから位置決めをした方が良さそうだぁ・・・
実際にエンジンを載せてから座りの良い位置でマウントステーを本締めしよかな。
つづく