男の秘密基地

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エンジンオーバーホールにて

エンジンオーバーホールの一番の大切な事!
それは ・・・・
ずばり!     洗浄 
そして!     確認
洗浄はすごく時間が必要で、体力作業です。 根気が必要( ̄^ ̄)ゞ
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妥協することは簡単なことで!仕方が無い妥協を省くとあとは全力で綺麗にしたいものです。
そのためには、愛情でパーツと向き合うことです。 これ笑い話のようで本気でーーーすヾ(o´∀`o)ノ
サージタンクの表面の汚れはどうしてもアルミ材のくすみなど新品のようなツヤはでなくなりますが、これでも
頑張って汚れを取ったのですが・・・・!   問題は内側です。 
サージタンクの内側はブローバイのガスが混入しているので真っ黒になっている場合が多いです。
これをそのままで組むオーバーホールが多いです。 それはあくまでもエンジン単体のオーバーホールと割り切る
からです。 サージタンクや補記類は含まない! もし、そこまでする場合は別途費用が必要かと思います。
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もちろん見えない裏側も綺麗にしたあいものです。 ここも頑張りましたよ^^  そして綺麗になるからこそ
パーツの確認が出来るんです。  今回のオーバーホールはZ32のVGエンジンですから、サージタンク裏には
ブローバイホース、スロットルボディに水を回すホースなどがありますので、年式的に硬化しているので交換なのですが、
今の時点を確認します。 これも今後大切なことになるので∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…
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ヘッドボルトも点検するために洗浄します。 これは特殊な液体に24時間漬け置きしてから洗浄します。
ヘッドボルトワッシャは新品又は社外品に交換します。 ヘッドボルトはこのまま使用しますが、実際に
締め付けしたときに違和感(伸び)があれば単品ごとに注文します。
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どろどろになったボルト&ナット類はしっかり洗浄してケースにいれて保管します。 オイルが必要なものには
オイルを塗って保管します。  
洗浄だけでも3日~4日間はついやします。 肩こりに腰も痛くなるんだよなぁ・・・
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全てが洗浄しておける訳はなく実際に組み付け時に洗浄する方が良いパーツはのけています。
洗浄風景だけでも3日間分載せることも可能ですがそれは!まったく面白い映像にもならないし、洗浄している時は
手も濡れているのでカメラをもつだけで手を拭くとなると面倒ですから基本的には撮影しません。
今回はピストンやコンロットを社外品にするのでノーマルは使用しないのですが、情報が隠れているので
しっかり見ることが大切なんです。 1番~6番までのカーボンの付着具合、あたり具合、そして・・・
現在の距離、年式などからメンテナンスの環境までもが情報として見えてきます。 洗浄してても分かります。
どんな乗り方が多かったのか? メンテナンスはどんなものだったのか?  
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そんな色んな情報から、オーナーに勧めるパーツや今後の考え方などをお伝えし、大切に乗っていってもらえるよう
アドバイスします。 初めて聞くこともあるかもしれませんが、それを参考に今後のメンテナンスに役立ててもらいます。
愛情をもって組み上げたエンジンだからこそなんです( ^ω^ )
クリアランスはメーカー指定で組み上げる方法が基本にはなりますが、上記内容でのオーナーの乗り方や考え方
今までの経験などから、クリアランスを変更することはあります。 1つのカテゴリーに特化するステージで使用するなら
簡単なのですが、例えるならストリート70%サーキット30%を走る。 サーキット70% ストリート30%を走る。
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ストリート100%でも週末仕様、 1ヶ月に2回ほどしか乗らない・・・・ など・・・
いろんな乗り方があります。 ノーマルオーバーホールであれば問題ないですが、チューニングエンジンとなると
それは考えさされます。 シリンダーボーリング1つに置いても、クロスハッチをどのぐらい残すのか?取るのか?
いわゆるプラトーホーニングに近くなることなのですが、ホーニングの細目を考えたりと・・・ こんな細かいことを
考えることで耐久性やパワー重視など・・・同じエンジンで合っても違うものになるんですよね^^
書くと大げさになってしまいますが、意外に色々考えて組んでるんですよね^^ 
だーーーかーーーら!
気を使いすぎてしんどくなるんだよなーーーって+゚。*(*´∀`*)*。゚+