男の秘密基地
Blog今、エンジンを組み立てしているのは VG30 エンジン用です
年明けからはRB26 が待っています
VGエンジンでは3,1Lを組み立てします。
レース用ですので、エンジンオイルの横揺れ/縦揺れに対してオイルの偏り防止にて
バッフルを製作して取り付けていましたが、今回は前作よりもう少し対策を考えて作り変えました。
ドラックレースのスタートダッシュはすさましいものがありますから、油面の確保は当たり前ですが、
オイルパンにオイルがいかに速く戻るか!!ってのも大事になります。
次に、RB26などは強化オイルポンプなどがHKSや、ニスモなどからありますが、VG30用はありません。
まずは、オイルポンプの中のギヤ強度の問題! 吐出量性能! などが問題になります。
VG30エンジンでは今までの経験上、ギヤ強度は問題ないです。 吐出量も悪くはありませんでした。
しかし、パワーを大幅に上げる場合で必要だったのは吐出量でした。 なぜなら このVG30エンジンの
クランクシャフトのバランスと強度の問題でした。 V型だけに全長が短い分だけまだ、助かっていますが
どうしてもバランスが悪く、メタルトラブルが発生します。 これを少しでもマシにするためにはオイルポンプ
吐出量を多くするしかありません。 そこでオイルポンプの中の・・・・・を分解します。
そして、手前の・・・を・・・・加工します。
そしてつぎは!
あるものを計算して作ってこの中に・・・・・・・!
あとはもと通りに組み付ければ完成です。
これで 強化オイルポンプの完成。 吐出量のUPと油温度が上がってからの油圧の安定化向上
することができます。
間違ってはいけないことは、ノーマルエンジンだったり、ライトチューンであった場合はオイルポンプの
吐出量は上げる必要はありません。確かにノーマルよりは耐久性は向上する方向ではありますが、
その分、フリクションロスもふえるのでレスポンスやパワーは下がる方向になります。
あくまでもトータルバランスを考えることが必要なのです。
RB26で例にとると、ニスモ製オイルポンプではギヤ強度はUPしていますが、吐出量はノーマルの同じ
なのです。 ニスモの考え方はあくまでもノーマルパワー ~ 550馬力程度まで用でしょうね^^