男の秘密基地

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BNR32 あるあるチェックしてみた

今回、オイル類全て交換依頼にて作業しています。
スカイラインGTRはオイル関連だけで点数があるので維持も大変です!!
まぁ そのついで!って感じで目視点検もして見たいと思います。
では!  いってみよぉ!
タービンの左下にオイルのにじみを発見! 
ここはBNR32 あるあるにじみです。  このパイプはパワステタンク~ギヤーボックスにつながっているパイプ
tなります。  交換はエンジンが載ったままで行うので邪魔な部品を外しての作業となるため、にじみ等の範囲
の場合は様子を見るケースが多い箇所です。
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タービンの水冷ラインやオイルラインからのにじみもあるあるです。 この場所はパイプそのものからでなく大半が
エンジンブロックからの取り出しバンジョからツタってくるパターンが多いです。ここもこの程度であれば様子見の
ケースが多いです。
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オイルが滲んだものが高温で焼けた状態ですね! このケースはブローバイガスがサクションパイプに
リターンするのですがそのオイルがサクションパイプとタービンをジョイントする部分に溜り、ガスケットが
オイルでシール性が悪化し、その隙間とでもいいましょうか!滲んで来たオイルとなります。
エアフロからタービン入口までのパイプをサクションパイプといいますが、外すとドロドロになっています。
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さき程! パワステラインホースからのにじみがあると書きましたが、パワステオイル量を点検すると
やはり減っています。  今回はパワステオイルの交換もありますので適正量を入れたいと思います。
先ほども書きましたがにじみがある程度なのでオーナーの運転サイクルでしたら問題なしです。
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次のあるあるは、カップリングファンの寿命です。
経験から羽を回して見て重さを感じて見ます。 軽く回るようであればカップリング内部のクラッチが弱っている
ので、高温になった時にしっかりと冷却できなくなってる可能性大です。
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エアコンのコンプレッサーですが、コンプレッサーの中にも焼き付き防止のためにオイルが注入されています。
しかし、残念ながらコンプレッサーオイルの交換は通常では行わないため、このようににじみが出た場合は
オーバーホースするしか方法はありません。 エアコンスイッチが入るとコンプレッサーの中の電磁クラッチが
つながりますがこの時にいつもより大きい音や、雑音などがある場合は少し下手ってしまっていると判断します。
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なにやら、右下けん引きフックにオイルがにじんでいます。
この場合のあるあるケースは2パターンです。
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ひとつは、ハイキャスユニットのオイルライン関連からのオイルもれから、第一メンバーを伝って流れていく
パターーンです。   BNR32やZ32のあるあるハイキャス系トラブルの1つです。
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もうひとつは、パワステクーラーへのは配管内からのオイル漏れです。
ホースが硬化することで締め付けバンドが意味なくなって圧力に負けて漏れるパターンです。
あ!! ちなみにこの画像だけ見るとホースが光ってるからオイル漏れに見えますが・・・
これは、艶出しオイルでしたのでここからではありません。
しっかりばらさないとどのホースかはわかりませんが、パワステ&ハイキャス関連からのにじみだと思います。
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続いて!トランスファーのオイルシールからのにじみです。
ミッションのノブ側(上側)からのオイル漏れはあるあるなのですが、年代的にトランスオイルシールからも
少しにじみがありました。  問題はない範囲です。
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これもあるあるなのですが^^
スタビエンドのブッシュのヒビだけでは無くてエンド自体が曲がってしまう。
これは新品にしてもいずれと言うか曲がります。  正直設計の問題!  
気になるなら交換するのみです。 その際はブッシュも新品に^^
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ブレーキパットをNISMO製に交換します。
オーナーはあくまでもメーカーから出たままをキープしたい方なのでブレーキの性能よりこのキャリパーで
良い製品をチョイスします。 ですので純正品又はNIOSMOとなります。
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競技要素が高いパットメーカーを選んでしまうと、純正穴あきローターに攻撃が入るのでクラックが行く可能性が
高くなります。 、またブレーキ音が出ます。  これらもドライブしていて気分が悪くなりますよね!((´∀`*))ヶラヶラ
ノーマルキャリパーからパットを抜き取り、シリンダーからブレーキオイルが滲んでいないか点検
ブレーキパットからのにじみは許してはいけません。 しっかり脱脂して見る事です。
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オレンジ色のブレーキパットです。 派手! ((´∀`))ケラケラ
また、この当時の純正タワーバーもオレンジ色でした((´∀`*))ヶラヶラ
当時の責める色といいましょうかぁ・・・・・  懐かしいです。
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ブレーキシリンダーのオイルを抜き取って中側を拭いてあげます。
周囲にへばりついた汚れがありますからね!!!
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クラッチシリンダー側も同じくですね!
クラッチオイルを交換していない方が多いですが、シリンダーの寿命を考えるなら交換しないとね・・・
でもあまりに変えてなくてオイルが真っ黒なら交換する際に注意が必要になりますかね!
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ほら! タワーバーオレンジだーーーーーー((´∀`*))ヶラヶラ
ブレーキフルードはさすがに純正やNISMOでなくて良いようなので湿気に強く
一般向けの精研DOT3からDOT4にします。
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加圧式でフルード交換して行きます。
この機械 高いんですよーーーー     自慢か((´∀`))ケラケラ    それほどでも・・・・
1人でエア抜きも出来る特権もありますが、シリンダー内部オイルシールに攻撃を与えなく作業が出来る利点が
気に入って使っています。
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シリンダー本体が熱で黄ばんでしまうので透明感が出ませんがそこは仕方がないか・・・^^
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ブレーキダストでホイールの裏側は汚れます。
また、適当に放置するともう取なくなるので見える表側だけ綺麗で、少し近づくとガッカリ・・・・・
ってことあるあるですよね!!!
ってな訳で、ホイールを脱着する作業があった時に日頃から洗っているオーナーですが!
外して洗うのとは違うのをご存じなようで依頼されちゃきました((´∀`))ケラケラ
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あーーーー! じゃ
ま・・・・・・
く・・・・・・
いやいやそんなことないない・・・・  お仕事  お仕事   ( ̄^ ̄)ゞ
夏やから水遊びみたい  (^-^)/
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ラジエター水も2年に1回、綺麗な水に交換です。
これは非常に良い事^^   クーラント成分の中に水の性能を維持さすことは出来ません。
それよりも、錆にくくする。 水を腐らさないようにする。 キャビレーションを起こしにくいように・・・・
え!!
え!!!
それって水の性能を維持指してるやんけーーーーーーーって 思いました?
僕が考える水の性能とは、冷やす力を指します。 エンジンを冷やすだけなら水100%が一番冷えます。
しかし、色んな条件があるのでそれらをクーラントが補ってくれています。 
水本来の性能で冷やしてあげることが大切でそれを考えてあげるなら2年に1回は全量交換が良いと思います。
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しかし、この意見はあくまでも愛車をずっと大事に乗っていきたい方の場合です。
一般では10万キロ超えたら次の車へと買い変えるケースなら必要ありません。
どう乗っていくかでアドバイスしていますのでこれが絶対!!ってことは思わないことが重要です。
そのオーナーの性格、考え、予算などを全て考えながら良いメンテナンスをアドバイスしていきたいと思っています。
次に1度はもう手に入らなくなったアタックX1も、手に入ることになり喜んでいます。
私が今まで添加剤で試した中で最高最強と自負していますヾ(o´∀`o)ノ
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今回はミッションオイル 、 デフオイル 、 パワステ にチョイスします。
この添加剤の特徴を簡単に理解してもらいましょう。
エンジンに入れると・・・・ 
パワー向上、エンジンノイズ低下、レスポンス向上、メタル類の耐久性UP、フリクションロスの向上、エンジン耐久性向上
ミッションに入れると・・・・
シンクロの寿命向上、機械ロス向上、フリクションロス向上
デフに入れると・・・・・
LEDのクラッチの摩擦の安定化にて、耐久性UP、性能UP
パワステに入れると・・・・・
ハンドルレスポンスの安定、パワステポンプの耐久性向上
エアコンに入れると・・・・
フリクションロス低下にてパワー特性向上、エアコンの効きUP
オートマ・・・・ 耐久性UP、変速ショック時の違和感低減
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各々に何cc必要かはその車の指定オイル容量に対して決まっていますので興味ある方はご相談下さい。
決して安くない商品ですがその価値はありますよ^^  また、エンジンオイルに入れた場合でしたら通常5000kで交換
していた場合、その倍で交換されても大丈夫です。 それぐらいフリクションをとってくれるため機械的摩擦がないので
汚れが出にくいわけです。 そして性能は入れ始めでなく、乗っていくたびにUPしていくという利点があります。
さて! 出来上がりましたーーーー
いつもありがとうございます。
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今回は少し作業を行いながら、BNR32のあるある事を書かせて頂きました。