男の秘密基地
BlogBCNR33 チューニング
RB26ベース 86φピストンから87φ鍛造ピストンに変更 2,628ccにしました。
コンロットはH 断面 とI 断面 があり 各々の特徴から今回は I 断面を選択。
ヘッドボルトを純正からスタットボルトにするため、ヘッドガスケットには相当な力が均一にかかるように
なるため、オリジナル品で対応する。
ピストン、コンロット、クランクなどはバランスとクリアランスを出来る限り均一化した。
小さな積み重ねが、パワーやトルク 又は耐久性に影響する。
ヘッド側は、燃焼室、ポートと最適化しています。 なんと簡単に書いてるやら・・・・
そしてHKSのV-CAM STEP2 をチョイス。
油圧がしっかり掛かっていないとバルタイがバラバラに動くのでオイルポンプはHKS製強化ポンプに
しています。 強化ポンプの油圧を決めるシム(ワッシャ)は色々試してV-CAM仕様にはこれ!って
枚数を選択しています。
クランクについては純正なので、フロントプーリーのかかる溝を1本キーにし、曲がり修正を行い、
ラッピング処理、ダイナミックバランスと行った。
全てが社外フルカウンタークランク(ムクの削りだし)が良いとは限らない。
パワーに対しての限界は上がり、高回転のフリクションの低減、など利点もあるが、限界を超えた時、
いっきに壊れる。そして次に使うことが難しい。
しかし、純正クランクは社外品(ムクの削りだし)よりは素材がやわらかいために、しなる。
この”しなる”が重要で、パーツ類を守る方向に働く場合がある。
どちらを選ぶかは、オーナーとしっかり話し合って決めることが重要である。
ウォーターポンプはBNR34N1用をチョイス。 これも、純正品とN1とどちらが必要なのかを
しっかり決める必要があります。 待ち乗り重視ならN1はまったく必要性なしだと考えています。
純正品+ キャビ防止添加剤 で約10度は下がる。これで十分だ。
タイミングベルト選びも、HKS、ニスモ、トラスト、パワーエンタープライズ、東名・・・と色々と
使用してみて、これも面白いことに色々と感じることがあります。そのメーカーのこだわりと言うか
どう考えているのか・・・・ 実際に、バルタイや、回転音、 伸び率、耐久性、実に面白い。
今回、このRにはニスモをチョイスした。
タービン系はT8833Dを使用し、吸気風量的には700PS仕様となる。これもシャーシダイナモの
機種、補正係数でなんとでもなるのであまりパワーが何馬力とかはこだわりはもっていない。
オーナーが感じることだしね^^
予算を考えるとタービンキットがお得になる。今回はトラストのキットになる。しかし
普通に注文しては性能は出ない。
このRにはキット設定の中でこだわり変更している点がある。
まず、キット設定のT88SPLキットをベースにします。
そうすることでマニは42,7φから45φマニになります。しかし、フロントパイプは94φとなるので
EXハウジングを94φカップリング゙タイプから4角フランジの80φフロントパイプ仕様に変更します。
ここが重要。 ドラックレース仕様でブースト圧も1,5k以上 の仕様であればそれでもよいのかも
しれませんが・・・・・ 700馬力ぐらい、中高速がしっかり抜けるφ数、そして1番重要なのは
ウエストゲートの性能なんです。 このウエストゲートの開き方、安定の仕方などがどのポイントで
調整していくかがトルクカーブを作ります。 私はウエストゲートが走りの鍵になるとも考えています。
そして、今回、このRにはウエストゲートのバネ変更も入れています。サーキット走行時とくに
コーナー出口でアクセルを踏んでいきやすくする設定をウエストゲートで行いたいからです。
そして、今のブーストコントローラーにはマップ変更も出来るのでアクセルワークが簡単に出来る
ようにしたいと思っています。
サーキット走行する上で必要なのが、ガソリンの片寄り防止。
コレクタータンクの重要性となります。
いずれはガソリンクーラーも考えているとのことですが、今回の仕様ではなしの状態です。
では、少しでもガソリンの熱を奪いたいです。
そこで、ガソリンホースを取り付ける部分には出来る限りテフロン製にこだわりました。
テフロン製をチョイスした理由とは?
・ ホース内部が滑らかである・・・・ すなわち抵抗が現象することで熱の発生を抑える。
・ 膨張しない・・・ ガソリン脈動を起こさないので燃圧変化が高回転でおきない。 また、
予算の問題もありますが、リターンが8φのシングル戻しであることで
フューエルレギュレターで必要燃圧を調整したときにリターン量が少ないからです。
・ 耐久性向上 ・・・・ ガソリン漏れやバースト圧力の高いところ
ってな理由からです。
インジェクターは850ccを使い、フューエルポンプはサード製265L×2ヶ
これらを制御するのはLINKコンピュターです。
以前はHKS F-CON V で制御していましたが、いろんなことを考えて今回、
LINK仕様としました。 もちろんV-CAMはLINKで制御します。
つづく