男の秘密基地
Blogフロントパイプがフレームに干渉してるぞ・・・・・ え!!
なんで!! フロントパイプ本体が悪いのか? エンジンメンバーが悪いのか?
しっかり調べないとわかりませんが、今回はフロントパイプを緩めて少しでも動かせそうなら
やってみましょうかね!
うんうん! 少しですが、隙間が出来ました これで異音はしないはず
60φの等調タイプフロントパイプだなぁ! 60φはストリート仕様では良いφ数である。
70φn場合は少し低速域は無くなる。
でも70φがほしい場合は不等調タイプを選ぶと良い。
等調タイプが絶対に良いとは思わない。 不等調の排気効率の良さも別にあるのだ
ここでは語らないことにしよう。
あれれれれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アウトレットパイプのナットがなーーーーい
外れてる~? 緩んで飛んでいったのだろうかぁ・・・
なんか色々と疑惑が・・・・
オイル漏れも発見しましたが、これはタペットカバーパッキンを交換すれば直ります。
タペットカバーパッキンが悪いと言うより、ヘッドカバー取り付けグロメットが硬化してボルトが
緩んでしまうことが大きな原因だよな。
ここら辺は、VG30などのシールパッキンで取り付けるタイプの方が強いかもね^^
さてさて! 問題はここからだぁ
ラジエター水の交換の前にこのラジエター水の色を見て下さい。
これは、完全にエンジンオイルが混ざっています。
この時点でエンジン終了・・・・ オーバーホールが必要です。
下側でクーラントを受けてみるとこのようなものになっていました。
オイルと水は分離するので、ラジエターを綺麗に洗浄するには、特殊な液体で洗わないと
駄目になります。
しかし、オイルは、全ての水のラインに混入しているものと考えられます。
そう! ヒーターコアの中にも・・・・・
そして!!
もっと!! 最悪なことが・・・・・・・・・・・
画像を見て下さい。 クーラントがもれていることはわかると思いますが、問題はこの場所は
オイルの通用なんです。 そして、この場所からのクーラント漏れを点検するために、鏡を使って
覗き込んで見ると、ブロック側になにやらパテのようなものがくっついていました。
そしてその周辺から漏れているようなんです。
【結論】
ブロックの割れ【ヒビ】 が答えになります。
そう! ブロック終了です。
何故!ブロックが割れたのでしょうか?
いくつかの原因をお話しましょう。
◇ クーラントの交換サイクルが遅い。または無交換。
クーラントは日々、暖められたり冷やされたりを繰り返しています。そしてオイル同様に入れてから
性能が上がる方向にはなりません。 入れてから下がっていくだけです。
エンジンオイルも0kmから3000km、5000k と性能落ちていくので高官するわけで、それと同じなんです。
世間がエコブーム!クーラントも10万キロ無交換! などと洗脳されている訳です。
ましてや、アルミブロックでもないし・・・・
この写真はRB26ブロックですが今回割れた箇所がわかるように左側をとりました。
正面から見るとウォーターポンプが取り付く場所があり、その脇からウォーター通路があります。
手前1番気筒から6番気筒までまっすぐに開いている穴【通路】です。
その通路を拡大するとこのようになっています。
この通路の中壁にウォータージャケットがあり、その内側にピストンがあるわけです。
よく皆さんがN1ブロックが良いようにいいますよね!
N1ブロックは、外側にブロックのよじれに少しでもつよくなるようにリブがついています。
そして、ブロックウォーター通路の肉厚もなるべく薄いところがないように均等にしているのです。
予算に余裕がある方はN1ブロックでチューニングすることで気持ち強度が上がりますよ。
しかし、私が考えるブロック割れのそもそもの原因がブロック本体の強度不足だけとはまったく思っていません。
ブロック割れを起こす車両の共通点は、ずばり! クーラント水の交換サイクルが遅い方。又は
していなかった方 です。
クーラント水は見た目で判断するものではありません。
日産でたとえるなら、綺麗な緑色しているから大丈夫。 錆びていないと・・・・・
それは大きな間違えです。
エンジンオイルと同じで、入れ替えて一旦、温度が上がっってから消耗していくのです。
3000k、5000kと走行していきエンジンオイルは寿命を迎えます。 クーラントと違ってエンジンオイルは
ガスが混入するのでオイルそのものが汚れるのでサイクルが短いのです。
クーラントはガスが混入しないから汚れないのです。 しかし、エンジンが温もったり、冷えたりと日々
繰り返されているので分子が壊れていきます。 寿命を向かえたクーラントは錆を発生させない効果が
なくなってしまいます。シリンダーは鉄の固まりなので、錆びると薄くなってもろくなっていきます。
その結果、薄くなった部分の強度がなくなって割れるのです。
大切な愛車であれば、クーラント交換も2年に1度、交換が必要と考えて下さい。
今回のBNR34の場合は、下の写真の部分にヒビ割れがあると思われます。
また、RB26ブロックでは、5番6番気筒のサージタンク側【セルモーター付近】も定番にひび割れします。
ただ、第二の原因の1つである、水の流れを止めた作り方をしている場合も熱が溜まる場所になるので
気をつけることが必要です。
ブロック側、シリンダー側の水の流れ方を理解していればとり回しをして少し変更してあげるだけです。
現在製作中のRB26改【BCNR33】もちゃんと水の流れ対策をしています。
さて作業に戻り、リザーブタンク内もドロドロだったので脱着洗浄します。
可愛そうに・・・・
ひどい・・・・
オーナーもショックでなことでしょう
しかし、現実。 でもBNR34は一生乗っていける価値のある車です。
時間がかかってもいい車に仕上げてあげて下さい。
ここ最近はエンジンオーバーホールの依頼が多いなぁ・・・・
聞いているだけで5台は控えてる・・・
昨日は、BNR32GTR,レガシと2人のエンジン依頼!
その方々がするとなると7台になってします。
どうする? 俺・・・・・
俺\\ 1人 な ん だ け ど ・・・・
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さてさて!続いて大変遅くなってしまってるBCNR33のエンジンを積む準備をしなくっちゃ・・・
まずは洗車からが俺の基本。
鼻歌を歌いながら♪ ♪ ♪
マシーンが汚れているとテンション上がらない最悪な性格な俺・・・・・
何かと自分が嫌いだぁ・・・・・
お客さんの車なのに、自分が触っているといつの間にかそのマシーンに愛情が入り、好きになるんだよな~
だからちゃんと作りたいって思うんだよな。
おぉーーーーーーーーーーーーー! ワックスがきいてるぜーーーー!
オーナーの愛情が伝わってきたぞ・・・・・