男の秘密基地
BlogFacebookで少し書いたのですが、クラッチを踏むとやたらに重い
ってな訳で修理依頼を受けていましたので修理点検中です。
まずは点検で機能を果たしていなかった純正クラッチブースターを新品に交換します。
外すには少し手間が必要なのですがさっそく行います。
最初にクラッチマスターを外します。
本人からマスターはオーバーホールしているとの事でしたのでそのまま使用しましょう^^
オイルゲージ内が汚れているのでこれは洗浄。
これがブースターです。
うーーーーー!! ネンキモノ っすね^^^^^ これは・・・・・
スカイラインGTRはノーマルでパワーがあるのでどうしてもクラッチカバーのバネを
強くする必要があります。そうなるとクラッチが重たい方向へ移動していきます。
そこでこのブースターの役目が出てきます。 自分ひとりの足の力で踏むと重いですが、
もうひとりの力も加われば重さも半分になります。そんな役目をしてくれる最高のパーツです。
これが新品部品類です。
製廃パーツがありましたが、今回は日本中の部販から調べてもらい入荷した部品もありです
この取り付けていない状態で単品テストを行ってから取り付けします。
新品でも信じない精神です。
え! 心配性かな・・・!
え!
え! なにか?
なにか聞こえたような^^
さてさて!
取り付け完了するとこんな感じで・・・・・
さすがに綺麗ですよね^^
クラッチオイルを入れてエア抜きして
さてさて!
どうなるかな??
テストです。
とほほ・・・
残念ながらフィーリングのみ改善しただけ
気分を入れ替え、ミッションを降ろします。
・・・・・
・・・・・
・・・・ 脱着作業画像は省く・・・
ミッションが降ろしてクラッチカバーボルトを外したら
え!-----
カバーが取れないぞ
腕だけの力ではりくともしない
すこし工具をテコノ原理にて外しました。
カバーを見てみると
黄色で囲んだこの傷が!全集のボス位置8箇所に付いていました。
この傷がカバーを取れなくしていた原因です。
ではなぜこのように傷がはいるのか?
下の画像で見てみるとボスの角度に対してプレッシャプレートとボリブンプレートの
入る隙間が違っているのがわかりますよね!
ここのクリアランスがクラッチの切れに関係してきます。
ここまでずれているとあたりが悪くなるのでクラッチがきれているクリアランスが
常に変ることになりかねませんね。
エクセディは他のクラッチメーカよりもこのボスの数が少なく、また、プレート類の厚みもあります。
そのため、今まで大丈夫だったとも言えるでしょうね^^
すこし、焼きもあるので本音は全て交換ですが・・・・
とりあえず通常では緩めてはいけないボスのボルトを外してクリアランス調整をしなければなりません。
ですが、今回は、フライホイールからすべてに対してひずみなども点検したほうが良いので
私が直すのではなくメーカーに点検を依頼します。 別途送料が必要になります。
上記画像でも分かりますが、嫌な焼けが数箇所みえますね・・・
この8個立ってるボスが通常では緩めてはいけない部分です。
エクセディがクリアランスを測って検査している重要箇所です。
クラッチ構成部品を単品ずつチェックしていきます。
エクセディにもみてもらうのですが、ここも私なりにもチェックします。
ううううううう?ん・・・
これはクラッチディスク使いすぎかな・・・・
それか!エンジンパワーに対して限界かな・・・・・
トルクが70kをこえてるなら少しキャパオーバーかな。
でも予算あるし今回は仕方ないよね^^
一番の原因と考えているカーボンディスクの残量を測定して見た。
当たっていない部分での寸法が5,5mm
そこから当たってる部分を測定すると
約4,65mm と出た。
エクセディのアドバイスでは
新品時5,5mm に対して ディスク使用限度は 4,7mm となっている。
すなわち、 この2枚のディスクは限界に達しているので要交換となる。
さてと! エクセディに送るとするかな^^