男の秘密基地
Blogオーナーから水温が120度...上昇したために、ボンネットを開けて点検するとラジエターキャップから
水(クーラント)が漏れていると連絡が入りました。
とりあえず店にもって来てもらって点検です。
まずは圧力テストです。 とりあえず1,3kの圧力を加えてみましたが大丈夫そうなのですが・・・・。
次にラジエターキャップ本体を点検しても決して悪い感じには見えません。
そうとうな圧力が加わると内部のワッシャが負け、漏れる可能性はあります。
私はもしかするとその可能性が高いように感じています。
嫌な予感がしてきました。問題のないラジエターキャップが圧力に負けたと仮定すると
ウォーターポンプが通常流さなければならない水量を送ってないとなるとオーバーヒートします。
そして待ち乗りでもいつもより少し水温が高かった場合! 何かの予兆かもしれません
次にクーラント水エア抜きタンクを取り付けて簡単な圧漏れを点検します。
ここで異常を示した場合!ノーマルガスケット車の場合はガスケット抜けとなります。
まずはエンジンを始動して水温を温めます。
この車とのお付き合いも長いので水温もこの季節でいつもならアイドリングでは83度までしか上がりまん。
しかし!87度まで意外にすんなりあがります。そして90度まで上げるのに簡単でありました。
サーモスタットも完全に開き、いよいよタンク内をのぞいてみることに・・・・・
少しエアがある状態ですが・・・
ここから・・・・
徐々に泡が増えていいきます・・・・・・
通常はこの状態からエアが抜けていきエア抜きが完了するのですが
ここからさらに・・・
泡の粒が細かかったのが極端に大きくなり噴火しだしました
この現象はエンジンご臨終方向に・・・・
これ以上はカメラ撮影が危険に・・・
やばい・・・
もう無理・・・
結論ずけると
1、メタルガスケットで組まれているエンジンですのでヘッドが少し歪んでいるかも。
2、ヘッドボルトが少し伸びたかも。
3、ウォーターポンプの性能悪化。
私的にはウォーターポンプがそもそもの原因のような気がしてなりませんが、実際にエンジンを
バラバラにしないとわかりませんね!
ウォーターポンプの大半の故障では本体下側に小さい穴があり、そこからクーラント水が漏れて
くるのですが、その場合ではポンプベアリングシールが駄目な場合で、もし、羽本体に何かトラブル
があった場合は外からは見えないのでわかりません。
残念ですがこのような状態になると
オーバーホール しなければなりません。
そして古いホース類や硬化部品は全て交換をオススメします。
このようなケースは多走行車にはいつでも起こりうることです。
好きで大切に乗っておられる方々には辛い現状かもしれませんが、定期的なメンテナンスは
あたりまえで、大切なのは、消耗品は壊れてからではなく年数や距離で考えて先に交換しておく
と言うことが必要だと思います。
例えば、
3年ごとに交換を考えるパーツ
5年ごとに交換を考えるパーツ
8年経過したから交換しとくほうが良い部品
など・・・ 自分で考えながら計画を立てることも必要です。
貴重な車や、一生乗っていきたい車 のオーナーは参考にしてくださいね^^