男の秘密基地
Blogさて!クラッチペダルを踏んでいくとキキキキィっと何かを擦ってるような異音が発生
そして、一瞬!異音が止まってから最後の踏みしろ付近でまたギギィっと鳴ります。
これは一緒の音のようで2種類の音があると予測しながら点検修理します。
当初はこの音はクラッチペダルを支えてるブラケットから異音が出ていると思っていました。
しかし、調べていくにつれて違うように考えました。
余談ですがこのフロアーマットはエキスパートオリジナル品です
さて、とりあえずは点検にてクラッチペダル~ペダルブラケットなど細かく点検します。
自分の中で納得したので、次の点検に移ります
続いて怪しいと考えるポイントは、レリーズスリーブのグリス切れとピポット部分のグリス切れです。
1度ミッションをディーラーで降ろしてるようですので、念のためミッションを脱着して各部を点検して
みます。
さっそく降ろして点検しました。
グリスはたっぷりと塗られていましたが、すごく柔らかいタイプのグリスです!!
悪いとは思いませんが、この車はツインプレート(強化クラッチ)ですので負担が掛かりますので
エキスパートではレース用グリスをしています。今回も塗り替えたいと思います。
フムフム!ミッションのフロントケースを外してシールした形跡がありました。
これはミッションオイルがクラッチケース側に漏れてきたために修理したのでしょう。
レリーズベアリングは新品に交換します。(下画像参考)
各部を洗浄して割れ、ヒビ等がないか点検します。
レリーズスリーブと新品レリーズベアリングをプレス機で圧入します。
そして、レース用グリスを塗り取り付けします。 クラッチホークも洗浄点検しています。
さてミッションを脱着しペダルを踏んで点検です あれ・・・あれ・・・・
異音が消えていない なんでやねん・・・・・・
クラッチホークの支点ポイントもしっかりグリスは付着しているし・・・・・
ミッション本体にまで異音が伝わるので結構な音です。
しかし!、2種類の音のうち!1種類の音は消えています。その音はペダルを最後付近まで
踏んだときになっていたギギィ音です。
しかし、踏みはじめから出ている異音は消えていません。 最悪。。。。
もしかしてもう一回ミッションを脱着しないといけないのか・・・・
これはとりあえず本人にも色々許可を得る必要があると思いさっそく電話・・・・・
本人の同意も得てさっそくミッションを降ろす準備にかかっていたのですが!
どうしても腑に落ちないので、少し頭を柔らかく少し無知になり考えました。
とりあえずレリーズシリンダーからはオイルすら漏れていないのですが、ちょっと調べて見ようと・・
通常は画像でもわかるようにブーツがかぶせてあり、シリンダー内部にはゴミや湿気が入りにくい
ようにしています。 点検がてらブーツを取り外します。
そして、プッシュロットを外すとピストンが見えます。(画像下)
やはりオイル漏れは見当たりません。
・・・・・・・・・ なんだけど!!
なんなんだけど! ふとこの部分に潤滑剤を振って見てもう一度クラッチペダルを踏んで見ました。
すると! 異音が異音が異音が・・・・・
ならなーーーーーーーーーーーーーーい
何回も
何回も!!!! 踏んで見た。
やはり異音は止まった!
老いる漏れがないのにシリンダー内は異音を出すぐらいに鉄が摩擦しているってことになる。
これは湿気で水分がシリンダーないに溜まっていてシリンダーを傷付けたことになるのだろう。
今は異音はしていないが、そのうちにシリンダーからクラッチオイルが漏れることになる。
新品を注文しよう。値段も6,820円とそこまで高い訳でもないし!!
今回は2種類の異音が違う場所で発生していたことと同じ音に勘違いもすることで
悩むことにあった。 経験上と理論上だけでは分からなかったので少し素人目線で
行ったことが原因を確定させた。
こんなこともあるもんだ・・・・