男の秘密基地
Blogよくお客さんからミッションオイルの交換時期はどれぐらいで交換すれば
っと質問されることが多いのでお答えしたいと思います。
まずミッションオイルが汚れてるのは例外ですが、今のミッションオイルは汚れにくい傾向にあります。
エコなのでしょうか? 難しい話はオタクっぽくなるのでここでは省きます。
すごく簡単に説明するとオイルに熱が入るとオイルの分子が崩れそうになります。配合や添加剤等で
その分子がどの範囲で崩れてしまうのかがミッションオイルの良し悪しなのです
【参考】
・110度を超えると分子が破壊されるオイル ・・・・・ 安いオイルに多い傾向。
・125度を越えると分子が破壊されるオイル ・・・・・ それなりにストリート用。
・140度以上超えると分子が破壊されるオイル ・・・ 世間一般で言う高級オイル。
さて、皆さんが通常ミッションオイルを選ぶときに店員さんに進められてるオイルは実は裏ではこのように
選んでいることにもなっているわけです。 ではここで、お客さんがどのレベルが必要なのか
などを含めて店員さんにこのオイルはいかがでしょうか?または、良いオイルだから高い高級オイルを
すすめられることもあるでしょう。
実は! 私からすると 店員すらしらないオイル自体の裏があるとおもっています。
上記のオイルを例にとると、140度まで分子が破壊されないオイルが良いと思ってしまいますよね
ところがどっこい
オイルは温度が上がったときに性能が崩れないのが必要。 これは解っていただけますよね。
問題は一度高温になったオイルが完全に冷えたときなんです。 要は次の日です。
分子がとんでしまうと言うことを間単に良いますと
オイル番手 が 75W-90 と書いてあるオイルを入れたとします。
これが! 一度、高温になりました。 そのときの番手は 75W-90 でいないと駄目ですよね。
さて次の日に、分子がとんでしまっていたこのオイルは55W-50(この数字はあくまでも分かりやすくする
ための数字ですのでお待ちが得なく) になってしまっていました。
この数字が小さくなると本来のオイル性能がない状態なのです。 このままのオイルで走っていると
ミッションが痛んで行くことになります。
ミッションオイルの良さと言うのはただ高いものが良いのではなく!高温~低温~高温~低温 の繰り返しを
しても分子が崩れないオイルがほんとの良いオイルなのです。
なので、ストリート仕様の方がレース用高級オイルが必要かといえば必要はありません。
ストリート域でのミッションオイル温度がどれぐらい必要なのかでグレードを決めてあげれば良いのです。
私の店に来て下さるお客様はなにも心配はありませんが、このブログを楽しみに読んで下さる地方の方々や
違う店でメンテナンスをしている方は、少しミッションオイルへの知識を上げてもらって今後の参考にして見て
ください。
話が少し脱線しましたが、ミッションオイルの交換時期についてでしたね・・・・・
◇ ~ 10,000K です。 ・・・・愛車度100%以上の方
◇ 10,000k ~ 2年(車検時など) ・・・・ 愛車度100%の方
◇ 距離関係なし フィーリング重視 ~10,000k ・・・・ 達人レベル
◇ 交換したことがあるのかさえ分からない。 ・・・・ 要交換の方
◇ 交換しなくても問題なし ・・・・ さようなら
って感じかな^^
私個人的意見だけで言うと、やはり距離ではなく時間でもなくミッション操作がいつもと少し違うって感じたら
交換です。 これが経験上一番ミッションの耐久性が高かったと思います。
ミッションの中身はギヤーがたくさん入っています。それらのギヤーを色々と組み替えながらギヤーを上げて
行くわけです。 そこで、発生するのが鉄粉です。
オイルを交換することでこの鉄粉を取ることが出来ます。ギヤー本体はそんなに壊れるものではありませんが、
そのギヤーにつなげていく役割をもつ部品があります。それがシンクロナイザーと言います。
すごく精密なパーツなので、これを守るためにオイルは交換するべきと言っても良いでしょう。