男の秘密基地

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エボⅢ ドグミッション組み立て編

エボにぼグミッションを組むのは初めてなので慎重に・・・   説明書もないので向きにも気を付けないと・・・
純正のギヤーをまず分解して組付け構成を把握しながら移植するパーツを見つけます。ベアリング類は新品をチョイス
します。
メインシャフトギヤー(エボではインプットシャフトと呼ぶ) とカウンターシャフト(エボではインタメインタメジエートギヤと呼ぶ)
にそれぞれにドグギヤーを入れていきます。圧入で入れるギヤとベアリングを使用して組み込むギヤとあります。
3速-4速側がインプットシャフトです。 真ん中がインタメジエートギヤ。 右側がアウトプットシャフトです。
DSCN1537.jpg
1速 ー 30枚 ÷ 12枚(インプット)=2,5  26センターデフ)÷21(カウンタ)=1,2380  
      2,5×1,2380=3,095
2速 ー 26枚         2,011
3速 ー 18枚         1,444 
4速 ー 22枚         1,069 
5速 ー 30枚         0,784
センターデフ ー 26枚
カウンター ー 21枚
メーカーの数字と少し違いますが私の出したやり方はギヤ数の比率です。 参考程度にお考え下さいね。
クリアランスを見て、干渉する場合は研磨します。
DSCN1533.jpg
何回も何回も仮組しています。 色々あるさーーーーーーーーぁ
シフトフォークも本人が付けていたミッションと違っていたので自分なりにも調べて
持ち込んだミッションからのフォークを使用しています。
DSCN1535.jpg
次にニュートラルでシャフトを回してみてスルスルと回った。次はギヤーを入れてみると4分3回転で止まる!!!
また、ミッションケースを外して確かめるとこの鉄板がギヤーに微妙に当たってるし・・・・
ケースを組まずに回ったのは、クリアランスがあるからでケースを組付けるとベアリングの位置が決まるので
クリアランスがなくなったこと。 さっそく削るいことにしました。
DSCN1575.jpg
さてケースを組んで良い感じで回っていたのですが、バックギヤーに入れるときだけが少し引っ掛かり感じがしてました。
ドグミッションだから嚙み合わないとしっかりギヤに入らないしと・・・・
でも微妙にシャフトを動かすとシフトセレクトレバーに「コクン」と引っ掛かりが感じたので又もやケース脱着・・・
DSCN1576.jpg
おいおい!リバースシフトレバーのカシメボルトに絶妙に干渉してるやないか・・・ マジかよ 
すごいクリアランスやな~   当たらない範囲で削ります。
さてと これでもう一度組んで見て、すべてのギヤに変速出来たのでバッチリだ∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…
ファイナルギヤ数が58枚  アウトプットシャフトギヤ数が15枚 ってことで フロントのファイナル比は58÷15=3,866と
なる。  リヤデフ比は4,7だったかな?   4WDはリヤファイナル比とフロントファイナル比が違います。
トランスミッションからの回転を取り出し、それを前後に分けるトランスファーがあります。
ここでの減速比と最終減速比を掛け合わせた数値が前後で同じであれば、タイヤの回転数は同じになります。
FFベースの4WDの場合、どうしても前輪のデフのスペースが限られてしまうので、あまり大きなギアを使うことが出来ない訳で
リアデフのように大きなデフを使う事が出来ないのでこう言う数字の違いが現れるわけなのです。
DSCN1578.jpg
デフとケースとのクリアランスもシムで調整します。  ベアリング上面にはシムが必要でしたが、ここでは
問題なく組むことができました。 ギヤが全く別物だったので怖かったのですがホッとしました。
DSCN1534.jpg
センターデフも問題なく組み込み完成。 あとは組付けていくだけだぁ・・・
達成感がヾ(o´∀`o)ノ
なんせ!ミッションもエンジンもエンジンが始動しないと分からないだけに毎回緊張するよな!!
寿命が縮むよな汗
DSCN1599.jpg
インターメジエントシャフトトップに使用するナットも新品を使用し、インプット側は専用品ナットを使用。
ビスカスカップリングも未使用新品に^^
DSCN1604.jpg