男の秘密基地

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ミニクーパー あるあるトラブルの巻

ミニクーパーのオイル漏れを修理します。
オイルエレメントブラケットからのオイル漏れがこの車には多いようです。
このブラケットを外すにはフロント周りを全て外さないと脱着出来ないので非常に手間な作業です(=゚ω゚)ノ
バンパーを外すと大きめのエアコンコンデンサーが見えます。
その下にはインタークーラーがカッコよく付いていますo(^▽^)o
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バンパーホースメントを外し、ヘッドライトを外します。 
前周りはごっそりと取り外さないと整備出来ない車ですなぁ
ここまで外すと可愛い顔もぶさいくやな((⊂(^ω^)⊃))
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漏れている場所はこの場所!!
その上のほうに付いているブラケットを脱着します。
フロントパイプの裏に遮熱板が付いていてその裏にボルトが隠れているのでフロントパイプも脱着しないと
駄目です。 また、前周りをごっそり外すということはエアコンのガスも抜かないと駄目になるのですが
そこは私が作業しにくい体制を我慢することでなんとかエアコンチューブを取り外すことなく作業をやって見ます。
どうしても無理だった場合はあきらめてくださいませませ・・・・(´ω`人)
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オイルフィルターブラケットを外しました。
この場所からオイル漏れをいていたようです!!
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オイルフィルターブラケットには前後に沢山のOリングが入っています。
この表側はまだ良いのですが問題は裏側です!!!
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ブラケットを取り付けるボルト位置の間隔に疑問が・・・・
黄色く塗つぶした場所にボルト穴が無いので平均にOリングを抑えることはできませんよね!
物は熱が加わると膨張し、冷えると収縮する訳で、面が綺麗に出ていたとしても抑えてる訳ではないのですから。
この造りはミスだな!!って思います。 必ずいずれ漏れるときが来るでしょう。
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さて!漏れていた場所を綺麗に脱脂します。
この時に交換出来るホース類を新品にすると今後のマイナートラブルはないのですが、予算は増えていくし・・・
難しいとこですよね・・・・(。pω-。)   絶対に交換が必要なホースのみ交換しておきますね。
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オイルフィルターブラケットも洗浄し、取り付けします。
これで当面は大丈夫になりますね^^   
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ヘッドライトを取り付けするのですが、日本車と違って外車は部品部品のクリアランスがバラバラなので
チリ調整が必要です。 ミニのヘッドライトもどれだけの調整幅があるねん!!!ってぐらいです。
まぁ、ボンネットを閉めながら当たらないように調整しないと駄目なんですがね! 
それにしても日本車ではありえないな!
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何度もボンネットを開け閉めしてチリ調整をします。 チリをきっちり合わす事で何が起きるのか^^
正解は  自己満足 で   し     たぁ ------!!    なんてね^^
車の良さはトータルバランスですからね(^ω^ ≡ ^ω^)
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さてと! 90%出来上がり。 あとは、1部のウォーターホースの交換とインナーフェンダースクリュが部品商から入荷
したら完成だ!  それまでは、ラジエターのエア抜きも出来ない。
部員を待つのみ・・・・。゚(゚^∀^゚)σ。゚
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もう少しだから待っててちょーーーーーーー((^∀^*))
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2日間が経過・・・・・・
部品が入荷してきたので取り付けします。
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エア抜きはサーモケースの上側に+のサービスホールがあるのでそこを緩めてクーラントがあふれるまで
入れます。 あふれたらサービスホールを締めて エンジンスタートします。
エアコンをヒーターにセットしておきます。エアコンのスイッチは切っておきます。
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クーラントをゆっくりと足しながらサーモスタットが開くまで我慢です。
クーラントの色が赤色でしたが、今回緑色に変更しました。
なんで!?     ってか
なんでだろ^^     
赤色も青色も黄色もあるのですが、単に色が付いてる訳ではなく、ロングライフを考えたクーラントだったりします。
しかし、性能は悪化しますからロングタイプだからといって交換は必要と考えてます。 
エンジン屋ですからクーラント交換で儲けることはまったく考えていません。
そんなことではなく単にクーラントの成分や水で割る量や色々とあるんですよね^^
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車を大切にしているオーナー又はチューンドカーは2年に1度交換することがベストです。
それはラジエター内だけではなくヒーターコアからエンジン内部と全量交換です。
冷却水は1度温もったらそれ以降から性能は下がっていきます。安定する時はないと考えることです。
さて納車準備だぁ∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…