多走行車にもなると当然いろいろなところから異音がしてきます。

気になる方にとっては非常に嫌ですよね

エンジンを始動して、ボディ全体から振動が出る場合は

エンジンを支えてるゴムが硬化しているか千切れているか、亀裂がはいっているケースが
多いです。

ドライブにいれると極端に振動が増えて、ニュートラルにするとマシになるとか

一つの例ですがこれがエンジンマウント/ミッションマウント類です

エンジンが載ってる状態で一つずつ交換していきますが、少しのズレでボルトが入らないので
エンジンを前後、左右に傾けながら行います。

邪魔になるパーツ類は面倒がらないで外します。この車の場合ではアンチロックブレーキユニットの
ステーが友締めされていて、アンチロックユニットを動かさないとマウントステーが外せません。
あくまでも丁寧にが基本ですよね＾＾
画像はオートマ側マウントです。

たまに、外したボルトが駄目になってる場合があります。それはねじ山に対して
ちゃんと入れれなく締めこんだ場合です。　

え！　それって！！　　そう！新車からとなるので製造工程で無理やり締めこんだって事に
なります。　しかし、実際にある話です。　なぜ新車からそんなことがあるのでしょうか？

それは！　流れ作業で組み立てているので、ネジ1本に対してインパンク(自動締め付け工具)で
締めるからです。　通常ではまず、数回転手動で入れます。そのあとにインパクトを使います。

流れ作業ではネジ穴にいきなりインパクトで締めこむので、どうしてもねじ山に対してずれて
はいっていく場合があり、そのまま締めこんでしまう作業員がいるってことです。

画像はエンジン側マウントです。

今回も1本だけそんなボルト発見しました。　ボルトは硬い素材でしたので
部品本体が鋳物だったためにダメージは少なく、そして、交換するマウント本体に
鋳物も付いてきたので、今回はボルトのみタップ修正し組むことにしました。

下側に取り付けるマウントも取り付け、合計３つのマウントを仮組みしました。

マウント類に無理を掛けないように一番落ち着く場所になるように、1度エンジンを始動します。

そして、数回、レーシングをしてエンジンを止めます。

あとは本締めして完成でーーーーす

新車のときまでとはいきませんが、嫌な振動はなくなりました＾＾

次はエンジン内部の洗浄を外部から行う　ワコーズのレックスを　するとエンジン本体からの
振動も少し改善することでしょう。又、プラグも電極の細いタイプに交換し、点火能力をＵＰさせて
振動や、燃費を上げることもオススメですね＾＾