男の秘密基地

Blog
強化マウントの良し悪しの巻

お客さんからの質問で!
強化マウントって必要ですか? 
っと聞かれたのでそれについて書きたいと思います。
images (2)
エンジンマウントやミッションマウントを強化すると、シフトフィーリングが向上します。エンジン本体、ミッション本体は
考えている以上に動いているのでその動きを出来る限り抑えて上げる事でスムーズにシフトチェンジが行える訳です。
エンジンに限っては、その大きい脈動を抑えることでレスポンスも上がると言われています。
でも実際にストリートで必要かと言われると、必要なしと!答えます。 
しかし、どうしても入れたいなら、あまり硬くないものを選ぶと良いでしょう。
では、利点があれば欠点も存在する訳で!
まずは、純正品より耐久性が悪い! 硬い分硬化しやすくひび割れしやすい。
硬化したまま使うとボディに直接振動が加わるので取り付け付近の鉄板から割れが起こりやすい。
レースでは、ボディの耐久性など考えていません。 車によって違いますが、シャシー側は薄い鉄板からクラックが
入り、ボディ本体では、よれが発生するので、天井が折れが発生したり、ドアの開閉にずれが発生。など
究極はリジット化があります。 走りのみに特化した究極のやり方ですね。 何もかもに逃げ場がないので弱い箇所
から歪みが起きてその形に変形してしまいます。 取り外して取り付けする時にもう穴が合わない!ってことも出てきます。
images (4)
時々、言われることが、エンジンマウントはそのままで、ミッションマウントだけを強化したいと・・・・
実際に少しはシフトフィーリングは変わると思いますが、エンジンマウントがノーマルなので、ミッションマウントだけが
エンジンマウントの分まで頑張るわけになり、耐久性は極端に落ちると考えるべきです。
次にデフマウントや、アーム関連のブッシュを強化にする利点ですが、耐久性は純正品よりも無いです。
デフマウントの強化はエンジンやミッションマウントと同じ考えでOKだと思いますね^^
DSCN1401.jpg
しかし、アーム関連の場合は、取り付け角度をどの位置で締めるかが重要となります。
よく1G状態で締め付けると言われていますよね^^ これは当たり前と言うか基本であって、実際には
1Gだけではない場合もあります。 ストリート仕様でもあり、レースも参加する方などは、ショックのストローク量が
どれぐらい使っているのか? どの角度で動かしてあげた方がトラクションがかかるのか?などで基本から外して
締め付け角度を変化させることがあります。
DSCN3627.jpg
強化マウントについて書いて見ましたが、最後に少し簡単なノウハウを・・・・
私は、エンジンマウント、ミッションマウントを取り付けした時は、取り付けボルトやナットを借り止めし、
エンジンをスタートさせて、暖気し、レーシングを何回か行ってマウントとボディ側の面を落ち着く場所にもって行きます。
車によっては、目にとって分かるのでこれはオススメしますけどね^^ 
必ず忘れずに最後はしっかり締め付けして下さいよ!ってとこかな。
リジカラはまた少し、考え方が違うのですが、オススメ出来るパーツですね^^  ここでは書きませんが、知りたい方は
メーカーHPを見て下さい。    
DSCN1647.jpg